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複合天井システム 85-86(86-87)

概要

  1. 関連資料
  2. 耐震設計の概要
  1. 85
  2. 86

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85■システム天井の耐震の基本対策①天井下地材の剛性を高める•ブレース補強所定の面積ごとに一対かつ、1200mm(1280mm)間隔にブレースを設置する。•間仕切り壁などの設置時のブレース補強方法間仕切り壁、付帯設備設置部位はブレースで補強を行う。Tバー15Dブレース上部固定位置1200または12801200または12801200または1280ビス留め〈クロスTバー方向〉30∼60°1200または12801200または1280Tバー15D間仕切壁ブレース材ドリリングねじ留めブレース上部取付金具30∼60°30∼60°②変形に追従する構造にする•壁際の下地構造層間変位・天井変位に合わせたクリアランス(※)を設定。CT40ハンガー※150以内(梁等で難しい箇所は500以内)Cチャンネルチャンネルハンガー天井板押え金具スチールL型LバーL型クロスジョイナLDCチャンネルを流せる場合は割愛可能③天井板、設備の落下を防止する•天井板の落下防止(入隅部)入隅部の天井板は天井板押え 金具を2個使用して天井板のズレを防止する。•天井板の落下防止(照明器具横)照明器具横の設備を設置した天井板は天井板押えバネを2個使用して落下防止する。•2灯形状器具において設備プレートの代わりに天井板を設置する場合、天井板落下防止金具を取り付ける。•照明器具・設備プレートの落下防止照明器具は浮き上り防止ツメや落下防止ワイヤー、設備プレートは落下防止ヒモで防止する。スチールL型Lバー壁壁天井板Tバー15DTバー15D天井板押え金具天井板押え金具(2箇所使用)Tバー15Dダウンライト等天井板押えバネ天井板押えバネ照明器具天井板天井板天井板天井板照明器具天井板落下防止金具落下防止ヒモ設備プレート浮き上り防止ツメ〈地震時にシステム天井に作用する力〉当社では、過去の地震による天井被害の分析結果や社内外での振動試験結果などを参考にして「システム天井の耐震設計基準」を設定し、製造、設計、施工の各面での耐震仕様を定め、耐震安全性の追及を図っています。■複合天井システムの耐震安全性天井H1H = /HH:階高 :水平変位天井の層間変形角 =/H1建物層間変形角( )慣性力(FH)天井FH吊りボルトFH=KH・WKH:水平震度(システム天井の入力加速度)W:システム天井の重量FV=KH・WFV=垂直方向の慣性力21耐震設計の概要■耐震安全性の目標システム天井の耐震安全性の目標地震動の条件想定するシステム天井への入力と建物の変形システム天井の耐震安全性の目標地震の強さ発生頻度気象庁震度階想定する地震加速度中地震建物の耐用年限中に数度は遭遇する5(弱)100galシステム天井入力加速度333gal(垂直は水平の1/2)下記以外のごく軽微な被害大地震建物の耐用年限中に一度遭遇するかも知れない6(弱)300galシステム天井入力加速1000gal(垂直は水平の1/2)システム天井部材の落下または、落下にいたる重大な被害のないことシステム天井部材納まり図設 備関連資料索 引グリッドシリーズラインシリーズクロスシリーズ廊下用シリーズ
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86●システム天井の耐震グレードの設定についてシステム天井を設置する部屋の重要度や建物の構造により、耐震グレードを設定します。システム天井の耐震度はブレースの数量(ブレース1組の負担面積)によって、下記の通り設定してください。1200または12801200または12801200または1280スチールTバー〈クロスTバー方向〉1200または12801200または1280スチールTバー〈クロスTバー方向〉1200または12801200または12801200または1280スチールTバー〈メインTバー方向〉1200または12801200または1280スチールTバー〈メインTバー方向〉(逆)ハの字(圧縮補強材付き)の場合V字の場合ブレース材ブレース材圧縮補強材ブレース上部固定位置ブレース上部固定位置呼び4ドリリングねじ留め呼び4ドリリングねじ留め30∼60°ブレース材圧縮補強材ブレース上部固定位置呼び4ドリリングねじ留め30∼60°30∼60°ブレース材ブレース上部固定位置呼び4ドリリングねじ留め30∼60°グリッド天井タイプのブレース設置例グリッド天井タイプ600×600(逆)ハの字(圧縮補強材付き)ブレースの配置例720072007200720072007200C部ブレース1組 負担面積約18m2/1組A、B部ブレース1組 負担面積約18m2/1組吊りボルトの圧縮補強材ブレースブレースの配置方法その1その2その3V字配置の例(逆)ハの字(圧縮補強材付き)配置の例(青線は吊りボルトの圧縮補強材)・引張力、圧縮力を負担するブレースを1組とする■ブレースの設置方法1)ブレースの固定は、専用金物とし、呼び4ドリリングねじ2点留めにします。ブレース固定部の水平耐力は2,000N以上とします。2)ブレースの固定位置は、上端はスラブに接するようにし、吊りボルトに固定します。 下端は吊りボルトを設置したハンガーに固定します。また、ブレースを設置した部位のハンガーはTバーとビスで固定します。3)ブレースの角度は、30〜60°とします。ブレースの耐力(ブレースの配置、ブレースの材料、天井懐寸法、吊りボルトピッチ)、天井部材の耐力、天井の質量によりブレース1組の負担面積は異なります。グリッド天井タイプ、Tバー15D、天井面水平入力加速度が1G、天井の質量10kgf/m2の場合ブレース1組の負担面積は、18m2とする。ただし、詳細に求めた場合はその値を採用することができます。■ブレースの負担面積■ブレースの配置方法(逆)ハの字、またはV字配置とします。天井周辺部および中央部に負担面積以内になるように均等に配置します。間隔は1,600mm(グリッド天井タイプの場合は2,600mm)以内とします。右図「グリッド天井タイプ600×600(逆)ハの字(圧縮補強材付き)ブレースの配置例」参照。耐震設計の概要当社耐震設計は「2020年度ロックウール工業会耐震基準」に基づいて設計しております。※ブレース材の強度によっては圧縮補強材が、不要となる場合があります。1)本図は、天井面水平入力加速度が1G、天井の重量が10kg/m2、天井懐寸法が1200mm、 ブレース材がC25×19×5×1.0の場合の例である。2)ブレースは、基本的に全吊りボルト溝面にXY両方向に配置する。■ブレースの対応範囲(1G、8.2kg/㎡で18〜30㎡/対の条件で推奨する範囲を求める)耐震グレードブレース材料天井懐寸法(mm)  10001200140016001800200022002400260028003000下部取付金具なし圧縮材なしC38×12×1.2C38×12×1.6C25×19×5×1.0C26.5×20.5×4.5×1.0C40×20×1.6C40×20×7×1.0C40×20×10×1.6C40×25×10×1.6C60×30×10×1.6下部取付金具あり圧縮材なしC38×12×1.2C38×12×1.6C25×19×5×1.0C26.5×20.5×4.5×1.0C40×20×1.6C40×20×7×1.0C40×20×10×1.6C40×25×10×1.6C60×30×10×1.6下部取付金具あり圧縮材ありC38×12×1.2C38×12×1.6C25×19×5×1.0C26.5×20.5×4.5×1.0C40×20×1.6C40×20×7×1.0C40×20×10×1.6C40×25×10×1.6C60×30×10×1.6                              の箇所はブレース間隔2400mmを示す10601110150010601110151016101740178022102220202020402680272027802230223022302230300030003000300030003000281015901750177022102690システム天井部材納まり図設 備関連資料索 引グリッドシリーズラインシリーズクロスシリーズ廊下用シリーズ

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