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照度と均斉度光 源照度野球とひとくちにいっても、プロ、アマはもちろん、硬式や軟式の違い、さらにはソフトボールまでもその範囲に含まれます。しかし、どの場合も基本となるのは、小さなボールを、投げる、打つ、キャッチするために、競技面や空間を適切な明るさにすることです。なかでも、公式競技は競技レベルが高く、より高い技術が要求されるため、明るさも高い照度が必要となります。しかし、競技面全域に一定の明るさは必要なく、特にボールのスピードも速く、高い技術が必要な内野は、外野より高い照度にする必要があります。また、内野に対して外野の照度の比が1/2以下にならないようにしなければなりません。それぞれの照度は、どの試合レベルが行われる球場かという使用目的によって変化します。野球場の照明器具としては、プロ、アマ、硬式、軟式を問わず、一般に投光器が使用されます。ただし、その種類には、広角配光、中角配光、狭角配光という3つの照明特性分類があり、それぞれ球場の使用レベルに合わせて最適な器具を選定しなければなりません。緑の芝生と白いベースラインのコントラストも美しい野球場の雰囲気をつくりあげる照明要素が、光色と演色性です。光色は色温度(K)で示され、色温度が低いほど暖かい赤味がかったイメージを与え、高くなるほど涼しい青味がかったイメージとなります。一般的には、3000K∼6500Kの範囲であれば問題はありませんが、デイゲームからナイターへと試合時間が長引くことを考えた場合には、色温度の変化を少なくするために4000K以上の光源を推奨します。演色性については、平均演色評価数Raで表されますが、プロ野球が行われるレベルの球場であれば、色ずれの少ない平均演色評価数の高い光源が使用されます。交流点灯した場合、高速で動いているボールや選手などが断続的に見えてしまうストロボスコピック現象が引き起こされるケースがあります。とくに、動きの速いトッププレイヤーのゲームの場合や、テレビ中継において顕著に現れ、大きな影響を受けます。野球場における照明器具の配置は、照度や均斉度を適切な状態にするだけでなく、選手に対するグレア(光を直視することにより不快なまぶしさを感じたり、見えにくくなる現象)も十分に注意を払った配置にしなくてはなりません。野球競技において、ボールの動きを最も正確につかむ必要がある選手や審判は、あらゆる方向を向くので、照明器具が設置されている限り、どこかで視線に入ってしまいます。そこで、できるだけ照明器具を視線に入れる機会が少なくなるように、バックネット後方周辺とバックスクリーン周辺には設置してはいけません。また、建柱の位置に制限がない立地条件であれば、二塁から一塁、三塁から一塁といったような、主要な守備位置間での送球や捕球の際に、野手の正面や背面に照明器具が配置されないようにすることが望ましいです。均斉度JIS基準では、照度とともに競技のレベルによって明るさのムラ、つまり均斉度が設定されています。その基準に達していない球場は、プレイや審判の判定に大きく支障をきたすことになります。均斉度が十分でない場合、ボールや選手の動きを見るときにムラが生じ、クロスプレイやきわどいジャッジの際の大きな妨げとなります。■野球の照度と均斉度(JISZ9127)注)内野は、ダイヤモンドを含むファウルラインの外側5mから外野方向へ40mをとった正方形内とする。注)外野は、競技面全体から内野を除いた残りとする。注)照度均斉度は、最小照度/平均照度を示す。注)照度均斉度は最小照度/平均照度を示す。■照明器具の選定競技区分投光器の配光狭角配光中角配光広角配光備考)◎は主に用いるもの、○は補助的に用いるもの。硬 式軟 式公式競技一般競技公式競技一般競技レクリエーション■照明器具の配置 は設置してはならない区域●印は照明器具の設置位置■野球場の照明器具の設置位置及び取付け高さ―tan20≦H≦―tan30 H:最下段の照明器具の取付け高さ(m)L:照明器具の間隔(m)。ただし、Lは、各内外野の対角線で結んだ長い方をとる。 は設置を避けることが望ましい区域※印は左右2°まで緩和してもよい区域ストロボスコピック現象照明器具の配置・取付高さ照明器具の選定競技区分照度均斉度平均値(lx)水平面照度内 野内 野外 野外 野硬式軟式公式競技一般競技レクリエーション公式競技一般競技レクリエーション1000以上750以上0.7以上0.5以上750以上500以上0.6以上0.5以上 500以上300以上0.5以上0.3以上■ソフトボールの照度と均斉度(JISZ9127)■テレビジョン撮影のための空間照度(JISZ9127)競技区分照度均斉度平均値(lx)水平面照度撮影距離25m75m150m空間照度(lx)70010001400内 野内 野外 野外 野ソフトボール公式競技一般競技レクリエーション750以上500以上0.7以上0.5以上500以上 300以上0.6以上0.5以上 200以上 100以上0.5以上0.3以上 750以上500以上0.6以上0.5以上 500以上300以上0.5以上0.5以上 300以上200以上0.5以上0.3以上※内野と外野の照度比は2:1を超えないこと野球場の照明基準(野球・ソフトボール)072L2L
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設計照度:100lx以上の場合設計照度:200lx以上の場合■設置条件種 別多目的グラウンド(ソフトボール2面サッカーコート1面)配置:全周配置8基 (6台/基)材質:コンクリート柱 (地上高さ16m、 架台最下段の 高さ15m)設計照度照明柱ソフトボール 内野:200lx 外野:100lx※JISZ9127 ソフトボールの一般競技レベルで設定しています。サッカー サッカーコート:100lx以上※JISZ9127 サッカーのレクリエーションレベルで設定しています。このプランは、ソフトボールやサッカーなど多目的に利用される学校グラウンドなどを想定しています。設計照度は、JISの照度基準を参考に以下のように設定しています。このプランは、サッカー・ラグビー・アメフトなどに利用される球技場などを想定しています。設計照度は、JISの照度基準を参考に以下のように設定しています。屋外照明設備による障害光の規制ガイド[配光性能]光軸から上方15°の光度:7,500cd以下※ Guideonthelimitationoftheeffectsofobtrusivelightfromoutdoorlightinginstallations,CIETechnicalReportNo.150,2003 CIE※1では、居住者へのグレアを抑制するために、住宅の方向に向かう光の光度を下表のように規制しています。この値は、住宅の方向を向く照明器具個々に適用されます。但し、一時的、短期的利用を目的とする場合は、適用されません。照明設置例[設置条件について]■設置条件■配置図種 別球技場(サッカー練習場など)配置:サイド配置6基 (6台/基)材質:コンクリート柱 (地上高さ16m、 架台最下段の 高さ15m)設計照度照明柱サッカー サッカーコート:200lx以上※JISZ9127 サッカーの一般競技レベルで設定しています。20m20m80m40m20m40m120m照明柱■配置図20m80m40m20m40m120m照明柱競技区分環境区域規制時間帯以外規制時間帯(深夜)※1CIE:国際照明委員会※2もし、照明器具が公共(道路)の照明用の場合は、500cdまで許容される。※CIE150:2003「屋外照明用設備による障害光規制ガイド」の環境区域E2(地方)の値に 基づいています。2,500cd7,500cd10,000cd25,000cd0※2cd500cd1,000cd2,500cdE1:自然E2:田園E3:郊外E4:都市多目的グラウンドの照明基準7具5グラウンドグラウンド中心2階建て民家光軸+15°光軸15°約70°光害対策LED投光器道路08
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