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スポーツ照明基準 11-12(14-15)

概要

  1. スキー場・ジャンプ競技場・アイススケート場の照明基準
  1. 11
  2. 12

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照度と均斉度スキー場の照度は、JIS規格基準(JISZ9127)によって照度が定められており、ゲレンデなら20lx以上が必要とされています。また、リフト、ロープウェイなどを設置する場合は、国土交通省運輸局に定められた照明設備の設置基準に従い、許認可も必要。監視位置から見た線路の鉛直面照度、乗降場や出入口の照度にも規定がある場合があります。ゲレンデの照明において、全体にムラのない明るさを得るための均斉度は、きわめて大切なファクターとなります。とくにスキー場においては、滑走面に大きな明暗差が生じると、スキーヤーはスノーコンディションやゲレンデの起伏状態を確認することが困難になり、転倒などの危険が生まれてきます。アイススケート場の場合は、フィギュアスケートやアイスホッケーなど、競技者の速くて微妙な動きや高速なシュートを審判や観客が観賞するため、鉛直面照度が重要なポイントになります。■水平面照度の平均値及び均斉度(JISZ9127)運動場区分水平面照度平均値(lx)ゲレンデ屋外20以上ラングラウフコース10以上0.1以上注)水平面照度の均斉度は、最小照度/平均照度による。■スキーリフト夜間照明設備の一例区 分所要照度乗降場出入口 30lx乗降場40lx線路(監視位置からの距離)100m鉛直面照度10lx150m鉛直面照度15lx200m鉛直面照度30lx250m鉛直面照度45lx300m鉛直面照度70lx鉛直面照度100lx鉛直面照度140lx350m400m420m鉛直面照度150lx注)リフト、ロープウェイなどを建設する場合には、国土交通省地方陸運局 の許可が必要となっています。 また、スキーリフト夜間照明設備も審査を受けなければならない場合 があります。■水平面照度の平均値及び均斉度(JISZ9127)区 域カンテ・ランディングバーン水平面照度平均値(lx)均斉度(1)アプローチ2003000.5ストップゾーン運動競技区分公式競技(2)200■水平面照度の平均値及び均斉度(JISZ9127)注)(1)水平面照度の均斉度は、最小照度/平均照度とする。(2)競技成績が公認記録として残される競技。(3)公式競技以外の競技。(4)余暇を楽しむためや健康増進のための運動。運動競技区分水平面照度平均値(lx)均斉度(1)公式競技(2)750以上0.7以上一般競技(3)500以上0.6以上レクリエーション(4)200以上0.5以上注)(1)水平面照度の均斉度は、最小照度/平均照度とする。(2)競技成績が公認記録として残される競技。(3)公式競技以外の競技。(4)余暇を楽しむためや健康増進のための運動。■水平面照度の平均値及び均斉度(JISZ9127)運動競技区分水平面照度平均値(lx)均斉度(1)公式競技(2)500以上0.5以上一般競技(3)200以上0.4以上レクリエーション(4)100以上0.3以上アイスホッケー・フィギュアスケート用屋内リンクスピードスケート用屋外リンクスキー場ジャンプ競技場アイススケート場均斉度0.2以上カンテ・ランディングバーンアプローチ1002000.4ストップゾーン一般競技(3)100カンテ・ランディングバーンアプローチ502000.3ストップゾーンレクリエーション(4)50注)(1)水平面照度の均斉度は、最小照度/平均照度とする。(2)競技成績が公認記録として残される競技。(3)公式競技以外の競技。(4)余暇を楽しむためや健康増進のための運動。■テレビジョン撮影のための空間照度(JISZ9127)撮影距離25m75m150m空間照度(lx)70010001400スキー場・ジャンプ競技場・アイススケート場の照明基準11
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光 源スキー場やジャンプ競技場、アイススケート場でテレビジョン撮影を行う場合、高い演色性(Ra80以上)が求められます。LEDは演色性に優れ、テレビジョン撮影に適しています。■テレビジョン撮影の光源の色温度と 演色性(JISZ9127)色温度6500∼3000Kの範囲色温度6500∼4000Kの範囲平均演色評価数(Ra)80以上※※屋外設備を薄暮から夜間にかけて使用する場合スキー場ジャンプ競技場注)(1)ビームの開き(最大光度の1/10のところまで)が30゜未満のもの。(2)ビームの開きが30゚以上、60゚未満のもの。(3)ビームの開きが60゚以上のもの。備考)◎は主に用いるもの、○は必要に応じて用いるものを示す。アイススケート場■照明器具の選定照明器具の設置場所投光器の配光の種類1か所当たりの灯数狭角形(1)中角形(2)広角形(3)3灯以下4灯以上12灯以下13灯以上注)(1)ビームの開き(最大光度の1/10のところまで)が30゜未満のもの。(2)ビームの開きが30゚以上、60゚未満のもの。(3)ビームの開きが60゚以上のもの。備考)◎は主に用いるもの、○は必要に応じて用いるものを示す。■照明器具の選定投光器の配光の種類狭角形(1)中角形(2)広角形(3)備考)◎は主に用いるもの、○は必要に応じて用いるものを示す。■照明器具の選定投光器の配光の種類中角形(2)広角形(3)■照明器具の選定投光器の配光の種類狭角形(1)中角形(2)広角形(3)区 域アプローチ・カンテーランディングバーン・ストップゾーンー運動競技区分公式競技(4)一般競技(5)レクリエーション(6)運動競技区分公式競技(4)一般競技(5)レクリエーション(6)注)(1)ビームの開き(最大光度の1/10のところまで)が30゜未満のもの。(2)ビームの開きが30゚以上、60゚未満のもの。(3)ビームの開きが60゚以上のもの。(4)競技成績が公認記録として残される競技。(5)公式競技以外の競技。(6)余暇を楽しむためや健康増進のための運動。備考)◎は主に用いるもの、○は必要に応じて用いるものを示す。アイスホッケー・フィギュアスケート用屋外リンクスピードスケート用屋外リンク照明器具の選定投光器には、狭角形、中角形、広角形の3種類があり、それぞれ配光特性が違っています。ゲレンデの照度ムラを最小限に抑えるためには、ゲレンデの幅や照明柱の間隔に応じて、3種類の投光器を上手に使い分けていくことが大切となります。スキー場・ジャンプ競技場・アイススケート場の照明基準12

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