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■施設概要所在地:沖縄県うるま市施 主:うるま市設 計:株式会社環境設計国建照明デザイン:株式会社松下美紀照明設計事務所施 工:マサ友電設株式会社/うるま電工JV(2工区)、 有限会社阿波根電気(3工区)竣 工:2015年5月演出シーンの動画がご覧いただけます観光のシンボルが、光を放ち飛び立つ。波を蹴り、雲を抜け、飛び立つ鳳凰。うるま市平安座海中大橋上/橋を歩いて見上げる視点、車に乗って眺めるシークエンスとしての視点、そして遠くから橋全体を見渡す視点のどこから見ても美しいライティングデザインが考慮されている。下/この土地ならではの歴史や物語を表現した演出シーンが、年間で14種類も現れる。写真は沖縄の有名な祭りを表現した「ハーリー」のワンシーン。沖縄本島の中南部、うるま市の勝連半島から平安座島まで、海を渡る道として造られた海中道路。点在する島々と、青い空、白い砂、コバルトブルーの海が見事に調和し、沖縄トロピカルリゾート構想の重要整備地区にふさわしい景観が拡がっている。この海中道路の中程に架けられた橋が「平安座海中大橋」である。新しい時代のランドマークを創るべく県内初のPC斜張橋が採用され、そのデザインは主塔とケーブルを伝説の鳥・鳳凰の雄姿に見立てている。昼間は美しい景観の中にあるこの橋を、夜間も美しく見せることで、観光需要を喚起して地域を活性化させたい。そんなまちの想いを受け、ダイナミック演出が施されることになった。単純な動きであっても、些細な色の違い、微妙な強弱、瞬きで印象が変わり、「自然との調和」が絶妙のバランスで図られると、人の心は動かされる。ひとは感動すると、それを誰かに伝えようとするもの。それが何よりも効果的な広報であるという考えのもと、その役割をこれからも平安座海中大橋が担っていく。沖縄の海と島と光の物語。06
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温泉地の川面に「天の川」の物語を紡ぐ。やわらかな色彩で、心地よい水辺空間を創出。天ヶ瀬温泉地区景観照明■施設概要所在地:大分県日田市施 主:日田市設 計:パナソニック株式会社電気工事:株式会社水明テクノス竣 工:2012年3月豊後大分の三名湯のひとつ、開湯1300年を誇る日田市の天ヶ瀬温泉。気軽に川湯を愉しめるスポットとして人気のある温泉地である。昼だけでなく夜になっても、訪れた人々が温泉街をゆったりと回遊してもらえたらという思いから、新しいまちの演出としてダイナミック演出が施された。地元の人々に「天の川」と呼ばれ親しまれている玖珠川と、その瀬に架かる天ヶ瀬橋を温泉街のシンボリックな場所と位置づけ、「天の川」にちなんだ物語性のあるカラー演出が行われるようになった。LEDフルカラー演出ができるライン型照明器具68台、LEDカラー演出用ライトアップ照明器具4台を使用して、幅の異なる橋の横壁を均一に照射。鮮やかな色に染められた天ヶ瀬橋を核に、川沿いに点在する行灯のような灯りや、その灯りで浮かび上がるアート作品と相まって、趣のある夜の水辺空間が創出された。川辺を美しく彩るあかりが、「天の川」の物語のように、訪れた人とまち、人と人との出会いの場を創出している。こころ和むあかりのストーリー。左上/川沿いに配された灯りや、それによって浮かび上がるアート作品との相乗効果で、夜の温泉街をゆっくりと回遊できるようになっている。右上/まるで橋そのものが発光しているかのようなあかりが夜の橋を美しく装う。下/鮮やかな橋の色彩が川面に映り込み、川辺に幻想的な空間が広がっている。橋梁07
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