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ダイナミック演出・納入事例集 8-9(10-11)

概要

  1. タワーホール船堀
  2. 駒沢オリンピック公園 総合運動場 管制塔
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はっきりとした色でありながら、派手にならず、日本人の感性にマッチするよう、あかりの色には徹底的にこだわられている。東京23区の最東端に位置する東京都江戸川区。穏やかな空気が流れるこの街の真ん中に「タワーホール船堀」がある。1999年に開館したこの施設は、区民が活用する公的機能の他に、大規模な学会が開催されるコンベンション機能や、結婚式場、映画館などのアミューズメント機能も備わった複合施設。都営新宿線・船堀駅の駅前でもあり、利用者は年間170万人にのぼる。建物上部には、都内全域が一望できる高さ115mの展望塔があり、夜のライトアップも含め、江戸川区のシンボルとして区民に親しまれてきた。この施設は、すぐ横を走る電車からも、近くを走る高速道路からもよく見え、帰宅途中に展望塔を見つけると「もう帰ってきたと思ってほっとする」と思う区民も多いという。また、ピンクリボンの日に塔をピンクに染めると、「なぜピンクなのか?」と区民と施設との対話や、家庭での団らんが生まれる。こういったことも公共施設の役割であると考え、ライトアップが続けられてきた。開館から16年を経た2015年には演出照明設備を一新。省エネと多彩で美しいフルカラー演出が可能になったとともに、市民と施設の新しいコミュニケーションを育むあかりが誕生したのである。まちに根づく、人とあかりの良好な関係。■施設概要所在地:東京都江戸川区施  主:江戸川区設  計:株式会社東京舞台照明電気工事:パナソニック      ESエンジニアリング株式会社竣  工:2015年10月演出シーンの動画がご覧いただけます市民と施設をつなぐシンボル。公共施設への愛着と、コミュニケーションを育むあかり。タワーホール船堀白色をベースに、江戸川区のカラーである水色と緑色の他、さまざまな催しに合わせて色彩が変えられるよう計6色が設定されている。08
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1964年に開催された東京オリンピックの第二会場。世界中の視線が注がれる中、この地でいくつもの熱戦が繰り広げられた。その後、駒沢オリンピック公園総合運動場として整備され、今もなおスポーツを楽しむ多くの人々に親しまれている。中央にそびえ立つ管制塔は、オリンピック記念塔とも呼ばれ、時の流れを感じさせない斬新なフォルムが、半世紀前の想い出を今に伝え続けている。前回の改修から20年を経て、外壁の改修とともに、省エネとより美しいカラー演出を両立させる外観照明演出のリニューアルが行われた。塔のカラー演出照明は、総合運動場の施設で行われる大きなイベント時に実施されている。均一でムラのないあかりの質、鮮やかな色彩など、これまで以上に美しい管制塔に、来場者が視線を注ぐ機会も増えた。なかには、SNSに「きれい」という言葉を添えて、演出された管制塔の写真を投稿する人もいるという。美しいカラー演出照明が、その場の想い出をより強く印象的なものにする一助になっている。■施設概要所在地:東京都世田谷区施  主:東京都オリンピック・パラリンピック準備局設  計:株式会社三四五建築研究所     株式会社建築設備設計研究所電気工事:株式会社ヤマデン、     パナソニックESエンジニアリング株式会社竣  工:2015年3月演出シーンの動画がご覧いただけます塔場をより印象的にする美しい色彩。再び輝く、想い出の色彩。より美しく、よりカラフルに、輝き始めた想い出の塔。駒沢オリンピック公園総合運動場管制塔左/季節やイベントに合わせて異なる色彩を表現できるよう、8種類のカラー演出パターンがつくられ、ワンタッチで再生できるようになっている。壁面を満遍なく美しい色のあかりで染められた管制塔。5つの色彩を観て、半世紀前の祭典に想いを馳せる人も多い。09

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