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スキー場■ゲレンデ片側配置片側配置の利点は、電気配線がゲレンデの片側ですみ、工事費を低く抑えることができることと、リフト側に配置した場合、リフト監視用の照明として同時に利用できることです。ただ、どうしても反対側の明るさが落ちるという問題点が発生します。■ゲレンデ両側配置ゲレンデの中央部が高くなっていて、片側配置だけでは強い影ができたり、あるいはそれを防ぐため極端に高い照明ポールが必要になる場合は、両側照明によって解決します。両側の配列では千鳥配置と向き合わせ配置の2方式がありますが、ゲレンデのように比較的照度が低い場所では、照度分布を良くする意味で千鳥配置がベストとなります。■ゲレンデ曲線部配置左右にうねりながら続く、蛇行型のゲレンデの場合は、グレアを軽減すると同時に、照明ポールへの衝突を避けるために、照明器具は曲線の内側に配置するほうがベターです。ただし、コースが屈曲していることをスキーヤーに分からせ、誘導することを目的に、意識的に曲線の外側に配置する場合もあります。この場合でも、グレアの軽減や衝突防止のために、コースの中には設置しないなどの配慮が必要です。備考)1.図中の●印は、照明器具の設置位置を示す。 2.Sは照明器具の取付間隔、Wは照明計画幅を示す。■照明器具の取付高さおよび取付間隔H≧W/5………(1)H≧W/10………(2)S≦10H…………(3)照明器具の取付高さは、片側配置および千鳥配置の場合は式(1)を、向き合わせ配置の場合は式(2)を用いて決定する。また、照明器具の取付間隔は、いずれの配置の場合も式(3)を用いて決定する。なお、取付間隔は、滑降方向におおむね平行な方向での距離とする。ここに、H:最下段の照明器具の雪面上の取付高さ(m) W:照明計画幅(m) S:照明器具の取付間隔(m)滑降方向SW向き合わせ配置千鳥配置滑降方向滑降方向SSWW照明器具の配置ゲレンデ照明における照明ポール位置は、傾斜の変化、岩場や樹木などの障害物の位置を確認して決定されます。取付高さは、ゲレンデの幅に対して1/5以上の高さが必要。照明ポール間隔は、雪面場の照明ポールの高さの10倍を超えないよう設定します。また、配置はスキーヤーが自分の影に惑わされないよう両側配置や千鳥配置にするのが適切とされ、もし片側配置の場合は、リフト側からのみの照射にしておくことが必要です。照明手法は、グレアを防止するために、滑降方向に向かって照射する追跡照明になります。スキー場・ジャンプ競技場・アイススケート場の照明基準滑降方向SSW13
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ジャンプ競技場■照明器具の配置例●照明器具の取付間隔および取付高さ備考)S1は、アプローチの照明器具の取付間隔を、 S2は、ランディングバーンおよびストップゾーンの照明器具の取付間隔を示す。注)照明器具の取付間隔および取付高さは、アプローチは雪面上 6m以上、カンテ・ランディングバーンおよびストップゾーンは雪 面上12m以上とする。なお、照明器具の取付間隔は、取付高 さの3倍以下とする。●照明器具の取付間隔および取付高さ 備考)図中の●は、照明器具の設置位置を示す。■サイド配置■サイド配置●照明器具の取付間隔および取付高さ注)サイド配置における照明器具の取付間隔および取付高さは、 式(1)および右図を用いて決定する。 0.35L1≦H≦0.65L1 かつ、 (1) L2≦H≦4L2 ここに、H:最下段の照明器具の取付高さ(m) L1:リンクの中心線から、最下段の照明器具までの水平距離(m) L2:リンクの端から、最下段の照明器具までの水平距離(m)アイスホッケー・フィギュアスケート用屋外リンクスピードスケート用屋外リンク■全周配置●照明器具の取付間隔および取付高さ注)全周配置における照明器具の取付間隔および取付高さは、式(2)および右図を用いて決定する。 H≧L3 かつ、 (2) S≦3H ここに、H:最下段の照明器具の取付高さ(m) L3:コース幅の内側から、最下段の照明器具までの水平距離(m) S:照明器具の取付間隔(m)アプローチカンテランディングバーンストップゾーン6以上12以上S1S1S1S1S2S2S2S2単位:m照明器具605515152030単位:m単位:m照明器具フェンス14以上0.25L∼0.35L0.25L∼0.35L0.12L∼0.17LLL1L2L2L1H照明器具リンクの中心線リンクの中心線コース幅L3L3L3H照明器具リンクの中心線リンクの中心線コース幅コース幅コース幅Sアイススケート場スキー場・ジャンプ競技場・アイススケート場の照明基準14
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