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すまいのあかり設計集<テキスト編> 209-210(210-211)

概要

  1. あかりの基礎知識
  2. 技術編
  1. 209
  2. 210

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あかりの基礎知識技術編照度分布図の見方ビーム角と照度角の違い器具効率と光束表記について保守率起動方式と調光器具の注意点■直射水平面照度分布図■1/2ビーム角■1/2照度角■水平面照度分布図横軸に器具からの水平距離、縦軸に器具からの高さで表記した照明器具の鉛直断面の照度分布図。直下照度や、水平に離れた位置での照度など判断可能。最高光度とその1/2になる光度方向の2倍の角度で、配光曲線から求めます。(一般的なDL・スポットの角度表示)直下照度が水平面で1/2の照度になる2倍の角度で、直射水平面照度分布図から求めます。床面やテーブル面の照度分布図。平均照度や最大照度なども計算可能。配光曲線(ランプ光束1000lm)90゜60゜90゜60゜゜03゜030゜1200cd2400cd502020101012301231023(m)保守率1.0(単位Ix)A断面B断面50Ix100Ix500200例:天井高さ2.4mにある器具の直下床面 →A(100lx) :テーブル面(床からH0.7m)     →B(200lx) :器具直下から0.7m離れたテーブル面 →C(100lx)例:カウンター面 ・必要作業照度が足りているか ・光の広がりが適切か●下図の場合、約30°●下図の場合、約70°30301050101003005001000(単位lx)(m)保守率1.001231230123照明器具等照曲線(100ルクス)器具から2.4mテーブル高さ例床面例CBA単位:lx1.6m0.7m200600600400400400400200200200●カウンター面照度(床から800mm)●取付高さ2400mm●取付間隔800mm照明器具(実際はカウンター上の天井に取付いてる)照度は光源の光束低下や器具の汚れなど、時間が経つにつれ低下します。一定の使用後に必要な照度を確保するため、設計計算に参入する数値が保守率です。光源の種類や器具の形状ごとに数値が設定されます。(清掃間隔1年で設定)例:「保守率1」とは、器具を使い始める時の 初期照度となります。調光LED照明器具は、電源装置の起動方式によって調光スイッチ(ライトコントローラ)の種類が異なります。品番後ろの表記(アルファベット2文字+数字)を参照してください。例:シンクロ調色器具LGD3100LU1WEBにてご確認いただけます。https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/haisen/switch_concent/tool.html異なったライトコントローラーを接続すると調光の際に光のチラつきが発生する可能性があります。全方向に光を出す光源(蛍光灯や白熱灯)を照明器具に装着すると、有効に使える光の割合が減少する。その割合によって器具効率が良い、悪いといった表現をします。従来光源器具の表記LED光源器具の表記器具起動方式接続可能ライトコントロールLED電球の光束値は従来光源表記と同じ。■全方向タイプランプ装着器具■LED器具(内蔵・交換型)ランプ光束器具から出る光の量器具効率×=209
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日中の青色光は、サーカディアンリズムを安定させるためにも大切。人の脳は、青色光の変化を検出して昼夜を識別しています。日中に適切な量の青色光を取り入れることで、サーカディアンリズム(生体時計)が安定して維持されるとも言われています。その点でも、起床時はしっかりと明るい青白い光に、就寝前は落ち着いた明るさの赤っぽい光に調光・調色ができるLED照明はおすすめです。あかりの基礎知識入門編技術編LEDは、自然光と比較して 障害リスクが高いわけではありません。自然光、白熱電球、蛍光灯、LEDで障害リスクが生じる度合を比較検証。同じ明るさの場合、自然光と比較して人工光は障害リスクが低いことがわかりました。青色光は、 網膜に届く光の中で最も強い光。青色光を長時間見続けていたり、光が強すぎたりすると、光を受け入れる細胞が疲労し十分回復せず、悪化すること(青色光網膜障害など)もあります。照明関連4団体※1のLEDの安全性についての統一見解自然光、人工光を問わず、光を正しく測定し、その値に基づいて、正しい対処をすること1‌光が生体に与える影響(症状)は、さまざまであり、それぞれの対処法が必要であること2出典:『LED照明の生体安全性について~ブルーライト(青色光)の正しい理解のために~』一般社団法人日本照明工業会、一般社団法人日本照明委員会、特定非営利活動法人LED照明推進協議会、一般社団法人照明学会(平成26年10月1日版)※1一般社団法人日本照明工業会、一般社団法人日本照明委員会、  特定非営利活動法人LED照明推進協議会、一般社団法人照明学会補足参考資料・赤ちゃんは大人よりも青色光に対して多少敏感ですが、人体への影響は大人と変わりません。・海外でも、“一般的な環境・使用方法であれば、白色LEDが従来光源に比べて、青色光による傷害の影響が特別高いということはない”とされています。(1)「LED照明の生体安全性について~ブルーライト(青色光)の正しい理解のために~」一般社団法人日本照明工業会、一般社団法人日本照明委員会、 特定非営利活動法人LED照明推進協議会、一般社団法人照明学会(平成26年10月1日版)(2)「LED照明の生体安全性に関する特別研究委員会報告書、JIER-122:LED照明の生体安全性について-補足資料-」、一般社団法人照明学会(平成26年11月)0.00.20.40.60.81.0600700500400300作用効果︵相対値︶波 長(nm)青色光網膜傷害の作用スペクトルLEDランプ︵昼光色︶10.80.60.40.203波長形蛍光ランプ︵昼光色︶自然光︵6500K昼光︶LEDランプ︵電球色︶3波長形蛍光ランプ︵電球色︶白熱電球リスクの度合い︵自然光を1とした場合︶各種光源の青色光網膜傷害のリスク比較(一例)(注)IEC62471/CIES009に数値で規定されて作用スペクトルをグラフ化したもの。正しく理解1正しく理解3どんな光源でも、 メラトニンの分泌を抑制しています。色温度が高いほど、メラトニン分泌を抑制。LEDと従来照明とでは同じ明るさの場合、その作用に大差がないということがわかりました。青色光は、睡眠ホルモン 「メラトニン」の分泌を抑制してしまう。夜間、脳内で分泌し睡眠を促すホルモンとされている「メラトニン」。分泌時に強い光、特に青色光を受けると、分泌が抑制されるということが分かってきました。1.00.80.60.40.20.020004000電球形LEDランプ蛍光ランプ白熱電球黒体放射60008000相関色温度[K]生物学的作用係数︵abiol︶**各種光源とメラトニン分泌抑制効果の比較(一例)参考文献:Brainard,G.C.etal.:ActionSpectrumforMelatoninRegulationinHumans:EvidenceforaNovelCircadianPhotoreceptor,J.より一部改編Neurosci,21,pp.6405-6412(2001)参考文献:予測作用量はDIN5031-100に基づき、以下の光スペクトル(分光分布)データより算出・電球形LEDランプ:国内市販品46品番の実測・蛍光ランプ:JISZ8719-1996におけるF1~12・白熱電球:JISZ8720における標準の光正しく理解2波 長(nm)1.000.750.500.250.00450500550600650400作用効果︵相対値︶メラトニン分泌抑制の作用スペクトル●❶起床時刻から14時間後以降はあかりの設定に配慮する。●❷必要以上に明るくしない。●❸青色光の少ない相関色温度の低い照明を使う。●❹就寝前の読書などでは、光が直接目に入りにくいスタンドを使う。50~100lx程度の明るさでも、メラトニンの分泌が抑制されたり、分泌タイミングが遅れたりします。対処方法LEDの「青色光」って、大丈夫?正しく理解し、使用すれば問題はありません。「LEDの青い光は眼に悪い」というメディアの報道などで、不安に思われている方も多いと思います。照明関連4団体※1は統一見解を公表し、正しい使い方を啓蒙しています。青色光(ブルーライト)とは、「青色に見える光」というだけではなく、可視光線の中の短波長の光のことを言います。自然光にも含まれています。「青色光」って何?210バクくんアドバイス

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