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すまいのあかり設計集<テキスト編> 5-6(6-7)

概要

  1. 「空間別」あかりの手法編
  2. シンフォニーライティング
  1. 5
  2. 6

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必要なところに、あかりを分散して配置。テーブルはもちろん、壁なども照らすと明るさ感が出て、お部屋の雰囲気もぐっと良くなります。中央まとめ配灯壁を効果的に照らすことで、空間が効果的に明るく感じられます。シンフォニーライティング壁面上部が暗く、明るさ感やくつろぎ感が不十分。TV背面が暗く、目が疲れやすい。TV背面が明るく、目が疲れにくい。分散配灯(100形4灯)中央まとめ配灯(100形5灯)手元の明るさをとりながら空間全体も明るく。さらに、ほどよいあかりの分散配置でくつろぎ感が深まります。Aシンフォニーライティング(天井中央に4灯・天井壁沿いに2灯・床に2灯)Bダウンライトまとめ配灯(天井中央に8灯)Cシーリングライト1室1灯(昼白色)【実験方法】被験者:15名(30代、40代女性、数年以内に新築戸建注文住宅希望者)方法:シンフォニーライティング、ダウンライトまとめ配灯、シーリングライト1灯の合計3条件の空間をソファに着座した状態で観察し、心理・生理計測※ここで、快適感、覚醒感は、社団法人日本生体医工学会の原著論文(Vol.48(2010),No.2,pp.197-206)に記載の評価方法を参考にして、脳波のデータを用いて算出しています。また、くつろぎ感は、0~100の9段階の主観評価より算出しています。くつろぎ感83.3ACB010203040506070809010049.265.0高いダウンライトまとめ配灯シーリングライト1灯シンフォニーライティング光の違いによるくつろぎ感の心理的な変化を解析しています。心理的解析快適感覚醒感高い低い高い低いABC光の違いによる脳波の生理的な変化を解析しています。生理的解析TV視聴時TV視聴時暗いまわりのあかり低い位置のあかり何を照らすのかがわからない中心のあかり「複数のあかり」を中央にまとめて配置するのではなく、必要な場所に分散させて配置するのがポイント。「シンフォニーライティング」は、従来から言われてる「タスク&アンビエント照明」の進化系です。「快適な空間」を実現する、あかりのテクニック。「シンフォニーライティング」のすすめ手元もお部屋全体も、バランスよく明るくなります。あかりをほどよく分散することで、くつろぎ感が深まります。まわりのあかり+αのあかり中心のあかり+αのあかりあかりの組み合わせメリット1メリット2手元を明るく照らす低い位置のあかりなどで空間にアクセント壁や天井を照らし空間を明るく照度は高いが暗く感じる照度は低いが明るく感じるよりくつろぎシンフォニーライティングは、「快適感がより高く、覚醒感がより低い」という結果に。床面平均温度420lxフォーカル・アンビエント照明※1床面平均温度290lxAAA-3189AAA-3937AAA-3182AAA-31835
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生活シーンに合わせて、必要なあかりだけを点灯。さまざまなくらしにぴったりの雰囲気がつくれ、上手に切り替えれば節電にもつながります。中央まとめ配灯シンフォニーライティング※1だんらんや食事のシーンでも明るさが偏り、空間が狭く感じられてしまうなど、単調なあかりの切り替えしかできません。※電気代およびCO2排出量算出のための試算条件 ●電力料金単価31円/kWh(税込)[日本照明工業会ガイドA139-2024]による。●算出基準となるCO2排出係数は0.43kg-CO2/kWh環境省「我が家の環境大臣事業」より。注)計算値は一例です。点灯時間割合や照明シーン設計により変更します。あかりが適所に分散され、必要なあかりのみを点灯できるので、シーンにぴったりのあかりの切り替えが可能に。約4,250円(税込)/年CO2排出量約59kg/年年間約2,000時間100%点灯約2,340円(税込)/年CO2排出量約33kg/年年間約2,000時間点灯を生活シーンにより、だんらん(55%)・食事(18%)・くつろぎ(18%)・シアター(9%)にて点灯。だんらん全灯だんらん食事くつろぎ食事シアターだんらんシアターだんらん、くつろぎ、食事など、シーンに合ったあかりの演出が可能。必要なときに、必要な分だけのあかりを点灯するので、節電。中央まとめ配灯シンフォニーライティングあかりの灯し方メリット3メリット4AAA-3177AAA-3172AAA-3174AAA-3173AAA-3175AAA-3178AAA-3180AAA-4438Ⓛ食事AAA-4437ⓁくつろぎAAA-4436ⓁAAA-4439Ⓛ照明学会で、手元を照らすあかりと環境光を組み合わせる「フォーカル・アンビエント照明」が導入されました。適時、適所、適光を実現する照明を組み合わせ、生活者が視線を集中する対象(視対象)を照らし、その際視野に入る周辺を照らす。そうすることで、見やすさと空間の明るさ感を確保しつつ、省エネルギーを実現する「フォーカル・アンビエント照明」が、住宅照明の基本的な考え方として一般社団法人照明学会の『住宅照明設計技術指針JIEG-009(2018)』に明記されました。※住宅照明設計技術指針図4.2よりフォーカル照明視対象の識別が必要な場合の照明アンビエント照明住宅照明居住者が中心視で見る部分の照明(目で追う視対象部分の照明)居住者が主に周辺視で見る部分の照明(例:壁、天井など)視対象に目を留めればよい場合の照明ファンクショナル照明アイストップ照明「空間別」あかりの手法編シンフォニーライティングリビング・ダイニングキッチン吹き抜けワークスペース・書斎寝室子供部屋和室内玄関廊下階段洗面室・浴室トイレ納戸・クローゼットエクステリアアプローチ・門ポーチ・勝手口ガレージ庭・テラス・デッキ演出・植栽集合住宅・店舗6

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