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すまいのあかり設計集<テキスト編> 175-176(176-177)

概要

  1. 「テーマ別」あかりの手法編
  2. シニアのあかり
  1. 175
  2. 176

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65歳以上の高齢者がいる世帯が、全体の4割を占めています。そんな高齢化社会ですが、「これからの人生を謳歌したい」という「アクティブシニア」の方が増えています。ここでは10年後のくらしを考えたリフォームや、サービス付き高齢者向け住宅などのあかりのポイントをご紹介します。シニアのあかり175
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176「テーマ別」あかりの手法編ダウンライト建築化照明LEDの明るさ目安シニア店舗・施設高齢者の特性●[視覚]が衰える●聴力が衰える●嗅覚が衰える●温冷熱の感覚が鈍くなる視力は10代がピークで35歳頃から低下。60歳では20歳代平均の半分以下。●眠りが浅く短くなる●反応が鈍くなる●排泄回数が増える●体温維持機能が低下する●筋肉が疲れやすくなる●物忘れが増加・同じ話を繰り返す●愚痴っぽくなる●短期記憶力・集中力が低下する●思考の柔軟性がなくなり保守的になる●判断が常識的・言語的になる●不安感・孤独感が増加する感覚機能的な特性●握力が低下●指先の力の低下・感覚が衰える●足腰が弱る●転倒しやすくなる●骨折しやすくなる●肌が衰える肉体的な特性生理的な特性心理的な特性見やすいあかり1.眠りの環境に適したあかり3.[視覚]が衰える視力年齢女性男性1.21.00.80.60.40.2102030405060水晶体虹彩網膜毛様筋東京都立大学身体適正学研究室編「日本人の体力標準値」より[加齢による視力の変化][目の構造]●網膜:光、色、形を感じます。●虹彩:瞳の大きさを変化させ、   光の量を調整します。●水晶体:伸縮してピントを合わせます。●毛様筋:水晶体の伸縮を行います。●レンズの役割をする水晶体自体の弾力性低下●水晶体のふくらみを調整する毛様筋の筋力低下ピント調節はメガネ(いわゆる老眼鏡)で調整●水晶体黄濁による光の波長ごとの 透過率が変化→色ごとの見え方が変化光色や演色性の考慮が必要●眼が暗さに慣れるまでには約30分の時間が必要 若い人の様に瞳孔が広がりにくく、 明るさの差を識別する能力が低下動線を考えて急激な照度変化をなくす●網膜から神経線維が減少明るさUPで対応●水晶体等の濁りによる眼球内散乱光の増加視野全体から、まぶしい光源を除く1.ピント調節機能の衰え3.まぶしさ(グレア)感の増大2.網膜神経の減少4.色識別能力の低下5.暗順応能力の低下70%点灯50才60才10年後100%点灯>P.177安心なあかり2.>P.178>P.179年齢を重ねると身体的にも精神的にも変化が見られます。加齢に配慮したあかりのプランニングが必要です。色の見分けがつきにくくなる

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