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トロリーメーションシリアルインターフェイス RS-232C専用1本の移動電路で大量の信号を高速・確実に遠方まで送れ、移動機器への高度な情報伝送が実現します。RS-232Cの信号を、移動機器や遠方の機器に対して高い信頼性で伝送できます。コンピュータによる生産管理が進み、FMSが本格化するなかで、ラインの流れはますます複雑になっています。こんな工場でいま求められているのが、パソコンなどからの情報をより遠くに、確実に伝送できるシステム。これが実現すれば、機器制御がさらにフレキシブルになり、一層の省力化や安全性のアップが図れます。こうしたご要望にお応えしたのが、パナソニックの移動電路技術とエレクトロニクス技術を一体化して開発した“シリアルインターフェイス”。RS-232Cの信号電圧を上げることによりノイズの多い移動電路での使用が可能となり、遠くまで高い信頼性での伝送を実現しました。しかも、媒体に移動電路を使うため、ループ状など従来では組めなかった形状の軌道も可能となり、より複雑なラインに対応できます。また、1本の移動電路で電力と情報を同時に送れるため、省施工・省スペース化が図れます。トロリーダクト電源路信号路トロリー集電子導体●1本のダクトで電力と信号を伝送RS-232C信号波形シリアルインターフェイス信号波形●ノイズマージンが高く、伝送信頼性がアップ●リレー出力で異常発見が容易●エンドレスの制御ラインも実現FAダクトシステム・トロリーメーション移動電路トロリーダクト導体を鋼製ダクトで覆った移動電路。例えば5Pの場合、3Pを動力、2Pを信号用に使用。ハイトロリール〈絶縁トロリー〉導体を樹脂被覆した移動電路。トロリーダクトと同様に活用できます。トロリーメーションシリアルインターフェイスシリアルインターフェイス-MCシステムの親器。固定側からのRS-232C信号を処理して端末に伝送します。シリアルインターフェイス-TUシステムの端末器。移動側のRS-232C出力部に接続。1台のMCに14台までのTUを接続できます。トロリーメーション接点伝送器シリアルインターフェイス-MCシーケンサトロリー分電盤移動電路パソコン等(固定側)シリアルインターフェイス-TU11
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トロリーメーションシリアルインターフェイスの特長エージングラインを高度にフレキシブル化するには…電子レンジ工場を例にとって、その方法をご提案します。製品組み立て後のエージングラインを自動化する場合、その課題のひとつに多くの検査機器のコンピュータによる集中・遠隔制御があります。RS-232Cの信号を移動電路で伝送できるトロリーメーションシリアルインターフェイスを使い、製品を搬送しながらエージングし、そのデータを遠く離れた別室で集中管理する電子レンジ工場をご紹介します。●各種検査データを1台のパソコンでまとめられます。絶縁試験、耐電圧試験、起動試験、各種特性試験など各検査工程ごとのデータを1台のパソコンに集中。どの製品がどの試験をクリアしなかったかなどの情報が確実に、しかも簡単に把握できます。●搬送しながらの検査ができます。移動電路を信号伝送線に使い搬送しながらデータを伝送できますので、製品を搬送しながら検査でき、検査のスピードアップが可能です。●搬送台車の増減が簡単です。台車を追加したいときはシリアルインターフェイス-TU(ターミナルユニット)を追加するだけ。信号線を増やす必要がありません。(移動電路を伝送線に使う場合)●シールド線を使わずに済みます。ノイズに極めて強いため、データ伝送に固定電路を使う場合もツイストペア線などのシールド線は不要。2線で済み経済的です。●移動電路を信号伝送線に使えます。エンドレスや分岐ラインなど固定電路が使いにくいラインも、移動電路を信号伝送線として使えるため簡単に組めます。●500m離れて制御できます。通常はわずか数mのRS-232Cの通信距離が、500mまで可能になりますので、遠く離れた別室でデータ管理ができます。●集中制御ができます。1台のシリアルインターフェイス-MCでハード的に14台のTUが接続可能です。接続するパソコンなどでソフト処理をすることで、集中監視制御が可能になります。●メンテナンスが極めて容易です。通常の点検は集電子のチェックだけ。しかも集電子は走行3000kmの長寿命で交換もごく簡単です。(移動電路を伝送線に使う場合)12
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