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配管機材総合カタログ[2024年4月価格改定版] 95-96(96-97)

概要

  1. パナフレキ(CD管・PF管)・付属品
  2. Q&A
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Q7合成樹脂管工事に金属製ボックスを使用した場合に接地は必要か?A7Q9合成樹脂製可とう電線管を地中に埋設して使用できるか?A9Q8PF管またはCD管と鋼製電線管とは接続してよいか?A8低圧屋外配線の場合、「JISC3653(電力用ケーブルの地中埋設の施工方法)」では、住宅構内又は車両その他の重量物の圧力を受けるおそれのない場所の施工に限り、PF管の使用ができる旨定められております。地中電線路の場合でも車両その他の重量物の圧力に耐えるように施設すればよく、「JISC3653附属書3(規定)管路式電線路に使用する管」に適合した合成樹脂製可とう電線管であれば使用できます。また、「電技解釈第120条2項」及び「内規2400-1」により、車両その他重量物の圧力に耐える合成樹脂製可とう電線管であれば使用できます。この場合、埋設深さは0.3m以上となります。電線管の地中埋設については、すべて「電技解釈第120条2項」(管路式)の規定に基づき施工して下さい。「内規3102-2」によりPF管またはCD管と鋼製電線管とを直接接続する場合には、電気用品安全法の適用を受けるボックス、カップリング、およびコネクタなど適当な接続器具を使って接続することができます。「電技解釈第158条」及び「内規3115-8」により使用電圧が300V以下の場合において、次のいずれかに該当する場合は、接地工事が省略できます。1)燥した場所に設置する場合。2)屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧が150V以下の場合において、人が容易に触れるおそれがないように施設するとき。Q5防災設備の配線において消防法での規定はないか?A5防災設備の配線は、耐火構造の主要構造部に20mm以上埋設した管路(金属製電線管・合成樹脂製電線管・2種金属製可とう電線管)にHIV(600V二種ビニル絶縁電線)を用いて行うことが規定されています。また、ガソリンスタンド敷地内に埋設する場合は、所轄消防署の許可が必要です。なお、東京消防庁の場合は、合成樹脂管工事に「合成樹脂製可とう電線管も含まれるものとして取り扱う」との通達が出されていますが、他の地方自治体では、はっきりしていないところもありますので、各地の消防署に問い合わせて確認する必要があります。防火区画の貫通部にPF管を直接貫通させて使用することは出来ません。防火区画を貫通する場合は、建築基準法施工令第112条の15及び129条の2の5第1項第七号で次のように定められております。●当該管と耐火構造等の防火区画とのすき間をモルタルその他の不燃材料で埋めること。●給水管、配電管その他の管の貫通する部分及び当該貫通する部分からそれぞれ両側に1メートル以内の距離にある部分を不燃材料で造ること。●国土交通大臣が防火上支障がないと認めて定める基準に適合する部分。1.PF管を使用した施工方法(1)不燃材(2)不燃材料の管で貫通し、PF管と直接接続することもできます料の管を貫通部の両側からそれぞれ1m以上に使用し、貫通部と不燃材料の隙間にモルタル等の不燃材料で埋める。この時、不燃材料の管の端部は耐熱シール等で密閉してください(参照例図1参照)(参考例図2参照)※具体的な工法については、所轄の消防署にご確認ください。Q6防火区画を貫通する場合は、どのような処理をすればよいか?A62.国土交通大臣の認定を受けた工法の例防火区画貫通部措置工法は、定められた性能基準(1時間耐火性能)を満たしている必要があります。その性能は(財)建材試験センター等の指定性能評価機関において評価され、適合していると認められたものに対して国土交通大臣の認定が与えられ、認定された工法を使用することができます。PF管耐熱シール材など耐熱シール材など不燃材料防火区画(参考例図1)1m以上1m以上不燃材料の管PF管不燃材料金属管金属管防火区画(参考例図2)1m以上1m以上コンビネーションカップリングPF管PF管コンビネーションカップリング。。乾合成樹脂製可とう電線管Q&AEハンガーパナフレキ︵CD管・PF管︶・付属品高機能配線ダクト索引鋼製電線管・付属品ステンレス電線管ポリエチライニング鋼管ハイフレックスメカフレキ屋外用配線保護可とう管パナフレキPV住宅用スイッチボックスメタルモール・メタルワイプロケーブルスッキリダクトレースウェイ95
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合成樹脂製可とう電線管は、コンクリート埋設されるものが多いので、耐コンクリート性(耐アルカリ性)を重視しなければならないのですが、強アルカリである10%苛性ソーダ水溶液(PH14.4)に対して安定しており、長年月コンクリートに埋設されても実用的に問題がないと判断されます。上表は150日にわたる試験の結果ですが、この条件はセメント粉に同量の水を加えた場合の溶液(PH13.0)では10年、一度固まったセメントを砕いて同量の水を加えた場合の溶液(PH12.1)では80年に相当します。注)上記試験着手前の物性ポリエチレン混合物軟質塩化ビニル引張強さ2.68mm2mm2OO/伸び850%引張強さ1.64/伸び327%薬品に対する影響はどのくらいあるか?合成樹脂製可とう電線管に用いられているポリエチレンおよび塩化ビニルは、下表のとおり各種薬品に対して影響の少ない材料です。QA1616試薬品10%酸化カルシウム20%硫酸10%アンモニア水10%苛性ソーダエチレングリコールJIS2号絶縁油A重油海水(3%食塩水)5055〃〃〃〃〃〃7150〃〃〃〃〃〃条件温度(℃)浸漬日数(日)10193991031039087110引張強さ残率(%)93961009495898687伸び残率(%)ポリエチレン混合物軟質塩化ビニル97137140146138127130135引張強さ残率(%)89101826073696898伸び残率(%)耐薬品性試験結果(素材シートでの実験)引張強さ残率・試験前の引張強さを100%とし、試験後の引張強さを%で表わした値伸び残率・試験前の伸びを100%とし、試験後の伸びを%で表わした値〔2〕特性についてPF管とCD管との相違点はなにか?コンクリートとの密着性はあるか?合成樹脂製可とう電線管の多くは、軟質塩化ビニル樹脂やポリプロピレン、ポリエチレンで作られており、これらのプラスチックとコンクリートとの密着性はありませんが、管表面の凹凸によって、コンクリートからの引抜力は大きくなっています。QA1212QA111115合成樹脂製可とう電線管を、スラブに埋設したときの強度変化はどのくらいあるか?QA15合成樹脂製可とう電線管は、金属管に比べて剛性が劣ることは否めませんが、配管間隔を空けるなど、管埋設がない場合に比べて、建物強度に与える影響はほとんどありません。[参考]PF管・CD管の施工標準「一般社団法人日本電設工業協会発行」14QA14クギでの損傷はどのくらいあるか?1.いんぺい部分の管に室内側からクギが当たった場合は、次のようになります。A.サドル止めの中間部にクギが当たった場合は、管がたわんで逃げるため、損傷を受けにくい。B.サドル近くで管の真中をはずれる場合は、クギがすべって逃げますが、クギが真中に当たると損傷を受けます。この損傷の程度は硬質塩化ビニル管なみです。2.コンクリート埋設部にドリルで穴をあける場合、管にドリルが当たれば穴があきます。これは、他の電線管も同様です。Q1313コンクリート打ち込みによるつぶれの心配はないか?A合成樹脂製可とう電線管は、電気用品の技術基準およびJISC8411において、圧縮復元性能の規定があり、これを満足しています。したがって、足で踏みつけたり、生コンノズルで押さえつけられる程度では、一時へこんでも、ほぼ元の状態に復元する能力を持っています。しかし、鉄筋などで押さえつけた状態でコンクリート打ち込みをされますと、通線性能が阻害されることがありますので、打ち込み前に点検してください。料電気用品の技術基準およびJISC8411では、PF管は耐燃性(自己消火性)の試験に合格する必要があり、CD管はの外管を重ねて耐燃性(自己消火性)を持たせた複層イプ−25が主流です。いずれの合成樹脂製可とう電線管も温度による種類はタ耐燃性(自己消火性)はありません。なお、CD管はオレンジ色に着色した、合成樹脂で作られており、管(PFD)と、自己消火性材料で作った単層管(PFS)の2種類があります。ン,ポリプロピレンなど)を主材とした内管に、自己消火性材その必要がありません。また、PF管は、合成樹脂(ポリエチレQ合成樹脂製可とう電線管を接地工事の保護管として使用できるか?A1010「電技解釈第17条 接地工事の種類及び施設方法」では、A種およびB種接地工事については地下75cmから地表上2mまでの部分を電気用品安全法の適用を受ける合成樹脂管(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管及びCD管は除く。)又はこれと同等以上の絶縁効力及び強さのあるもので覆うこととなっています。この電気用品安全法の適用を受ける合成樹脂管は、電気用品安全法施行規則 第4条別表第二 型式の区分「合成樹脂製等の電線管類」において合成樹脂製電線管(VE管)、合成樹脂製可とう管(PF管)とCD管に分類されています。因って、合成樹脂製可とう管(PF管)は、工事の接地保護管として使用できます。尚、上記のように電技解釈上では問題ありませんが、実際の施工時には、施工場所の保守レベルに応じた防護措置を取ってください。又、内線規程:2022(以下「内規」)では「内規1350-3」「内規1350-6」「内規1350-10」において、接地工事の保護管として合成樹脂管(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管及びCD管を除く。)を使用することとなっています。尚、「内規3101-1 ②」において、合成樹脂管が定義されています。Eハンガー合成樹脂製可とう電線管Q&A屋外用配線保護可とう管レースウェイ索引ポリエチライニング鋼管ハイフレックスメカフレキパナフレキ︵CD管・PF管︶・付属品住宅用スイッチボックスメタルモール・メタルワイプロケーブルスッキリダクト高機能配線ダクトパナフレキPVステンレス電線管鋼製電線管・付属品96

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