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移動機器用電路システム[2024年価格改定版] 15-16(16-17)

概要

  1. 絶縁トロリー
  2. 選定のポイント
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商 品 名本  体集電アームトロリールHS〈非張力タイプ〉90A30Aハイトロリール〈非張力タイプ〉60A30Aトロリール60A30Aハイトロリール〈張力タイプ〉60A30Aトロリーワイヤ90A30A商 品 名本  体集電アームトロリールHS〈非張力タイプ〉90A30Aハイトロリール〈非張力タイプ〉60A30Aトロリール60A30Aハイトロリール〈張力タイプ〉60A30Aトロリーワイヤ90A30A605040302010543211020304050100200300400500m204060801002004006008001,000mハイトロリール布設長さ(m)※(A)※(B)負荷電流︵A︶電圧降下(線間)20V15V10V7V5V3V2V1V0.5V0.2V※(A)は端末給電の場合の敷設長さ※(B)は両端末給電または中央給電の場合の敷設長さ総負荷電流=++主巻上モータ電流補助巻上モータ電流+走行モータ電流横行モータ電流23.負荷が2台以上で、モータとその他の負荷がある場合■電圧降下の影響■電圧降下早見表グラフの見方■算出時のご留意点電路の敷設長さが長い場合、給電位置から離れたところでは、電圧降下により電動機やその他の負荷に好ましくない影響が出ます。従って、給電位置から最も遠い位置で総負荷電流を通電したときの電圧降下を計算し、電圧降下が大きい場合は、電路の定格電流を1ランク上げるか、または給電位置の変更・増設が必要です。このほか、分電盤から給電位置までの配線中の電圧降下も考慮してください。●電圧降下計算式(3相3線式の場合)E=√3・I・Z・L I=負荷の総定格電流(A) Z=インピーダンス(Ω/m)L=ライン長さ(m)例えばハイトロリール60Aタイプを90m敷設し、端末より給電する場合で、負荷の総定格電流は50Aとします。横軸90mと縦軸50Aの交点、この場合は約7Vが電圧降下の値です。(1)モータの負荷電流は、銘板・カタログ・内線規程などにより計算してください。概算の場合は200Vで1kW当り4Aとして計算できます。(2)需要率、力率などが明らかな場合は、これらによって修正した負荷電流で計算してください。また給電箇所を増設することなどで最も経済的な選定を行ってください。(3)天井走行クレーンの場合は次の計算方法でも選定できます。(1)モータの総定格電流が他の負荷の総定格電流より小さい場合:適合定格=すべての負荷の総定格電流×1以上(2)モータの総定格電流が他の負荷の総定格電流より大きい場合:●モータの総定格電流が50Aより小さいとき:適合定格=(モータの総定格電流×1.25)+(他の負荷の総定格電流×1)以上●モータの総定格電流が50Aより大きいとき:適合定格=(モータの総定格電流×1.1)+(他の負荷の総定格電流×1)以上(2)モータの総定格電流が他の負荷の総定格電流より大きい場合●3.7kWモータ(負荷電流17A)2台と、3φ2kWヒータ(負荷電流5.77A)2台使用●総負荷電流=(17×2×1.25)+(5.77×2)=54.04A●従って商品は次の定格電流のものが最適です。(1)モータの総定格電流が他の負荷の総定格電流より小さい場合●0.75kWモータ(負荷電流4.7A)3台と、1.7kWヒータ(負荷電流4.9A)3台使用●総負荷電流=(4.7A×3)+(4.9A×3)=28.8A●従って商品は次の定格電流のものが最適です。算出の実例●ハイトロリール60Aタイプ(3相3線式の場合)ご採用の前に納入事例選定のポイントトロリールHS︿非張力タイプ﹀ハイトロリール︿非張力タイプ﹀ハイトロリール︿張力タイプ﹀トロリールトロリーワイヤ集電ブロックCEマーク表示品品質特性関連法規メンテナンス15
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裸トロリー線絶縁トロリー床面からの設置高さが3.5m以上で、はしご・点検台などからの離隔距離が上方2.3m側方1.2m以上と規定されています。点検できる場所で人が容易に触れることのできないところであれば、どこでも取り付けられます。裸トロリー線絶縁トロリー点検できるいんぺい場所や展開した場所で水平配列なら14cm以上、その他の配列なら20cm以上、電線の間隔をあけることが必要です。制約はありません。裸トロリー線絶縁トロリー水気、湿気の多い所で4.5cm以上、その他の場所では2.5cm以上離すことが必要です。制約はありません。裸トロリー線絶縁トロリー他の電線や信号線、水道管、ガス管から30cm以上離すことが必要です。10cm以上離すだけで取り付けられます。左記でご紹介いたしました制約事項はすべて裸線をがいし引き工事した場合のもので、絶縁トロリーの工事上の有利さが法的にもはっきりと証明されています。①床面からの設置高さ規定なし(ただし、人が容易に触れることのない位置)②電線相互の間隔の制約なし③造営材との離隔距離の制約なし■絶縁トロリー敷設にともなう法規上の制約■使用場所の制約■電線相互の間隔の制約■建物の造営材との離隔距離の制約■他の屋内電線などからの離隔距離の制約裸トロリー線・絶縁トロリー(トロリールHS・ハイトロリール・トロリール・トロリーワイヤ)のように、移動して使用する低圧の電気機械器具に電気を供給するために使用するものを「接触電線」といい、電気設備技術基準では次のような項目について細かく規定されています。1.使用場所 2.材料・構造 3.電線の支持間隔 4.電線相互の間隔 5.造営材との離隔距離 6.他の配線・配管との離隔距離 7.回路保護 8.取り付けてはならない場所。ここではこのうち主なものについて、裸線と比較しながら、絶縁トロリーを取り付けるにあたっての留意点をご紹介します。173-4表区分支持点間隔前号イの規定により施設する場合屈曲半径が3m以下の曲線部分1mその他の部分導体断面積が500mm2未満の場合2m導体断面積が500mm2以上の場合3m前号施設する場合6m七 絶縁トロリー線及び当該絶縁トロリー線に接触する集電装置は、造営材と接触しないように施設すること。八 絶縁トロリー線を湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、屋外用ハンガ又は屋外用耐張引留装置を使用すること。九 絶縁トロリー線を屋側又は屋外に施設する場合は、絶縁トロリー線に水が浸入してたまらないように施設すること。●裸トロリー線の施工を規制している条文第173条−2低圧接触電線をがいし引き工事により展開した場所に施設する場合は、機械器具に施設する場合を除き、次の各号によること。一 電線の地表上又は床面上の高さは、3.5m以上とし、かつ、人が通る場所から手を伸ばしても触れることのない範囲に施設すること。ただし、電線の最大使用電圧が60V以下であり、かつ、乾燥した場所に施設する場合であって、簡易接触防護措置を施す場合は、この限りでない。二 電線と建造物又は走行クレーンに設ける歩道、階段、はしご、点検台(電線のための専用の点検台であって、取扱者以外の者が容易に立ち入るおそれがないように施錠装置を施設したものを除く。)若しくはこれらに類するものとが接近する場合は、次のいずれかによること。イ 離隔距離を、上方においては2.3m以上、側方においては1.2m以上とすること。ロ 電線に人が触れるおそれがないように適当な防護装置を施設すること。●絶縁トロリー工事のおもなポイント第173条−6低圧接触電線を絶縁トロリー工事により施設する場合は、機械器具に施設する場合を除き、次の各号によること。一 絶縁トロリー線には、簡易接触防護措置を施すこと。二 絶縁トロリー工事に使用する絶縁トロリー線及びその附属品は、日本工業規格JISC3711(2007)「絶縁トロリーシステム」に適合するものであること。三 絶縁トロリー線の開口部は、下又は横に向けて施設すること。四 絶縁トロリー線の終端部は、充電部分が露出しない構造のものであること。五 絶縁トロリー線は、次のいずれかにより施設すること。イ各支持点において堅ろうに固定して施設すること。ロ両端を耐張引留装置により堅ろうに引き留めること。六 絶縁トロリー線の支持点間隔は、173-4表に規定する値以下であること。■電気設備の技術基準の解釈抜粋選定のポイント絶縁トロリーご採用の前に納入事例選定のポイントトロリールHS︿非張力タイプ﹀ハイトロリール︿非張力タイプ﹀ハイトロリール︿張力タイプ﹀トロリールトロリーワイヤ集電ブロックCEマーク表示品品質特性関連法規メンテナンス16

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