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エクステリア外構照明 2024 37-38(38-39)

概要

  1. 特集
  2. 目的をもって照らす
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奥にもあかりを配置することで、光が抜け奥行き感が出る。ただ明るくするだけではなく、目的をもって照らす。「迎える」や「誘(いざな)う」、「魅せる」、「過ごしやすくする」など、そんな目的をもってあかりを配置する。そうすることで美しく作られたエクステリアの魅力をさらに引き出すことができます。パナソニックのあかりプランを手がけるILC(インテリアライティングセンター)のスタッフがポイントをご紹介します。住まいを、メイクアップする。住まいの第一印象を、あかりでつくり上げるファサードでゲストや家族にどんな印象を抱いていただくかを想像しながらあかりをプランニングしていきます。華やかにするか、落ち着いた雰囲気にするか。それらは、配置するあかりと壁面の距離など、壁面の照らし方でつくり出すことができます。演出プランに合わせて、位置を決めていきましょう。また、植栽や建材のレイヤーを活かすようにあかりを配置することで、奥行き感をつくり、より表情豊かな印象を与えることができます。そんな意識でプランすることで、住まいの前を通り過ぎる人にも楽しみを提供で、街の雰囲気も変えることができるのではないでしょうか。想いを、導く。アプローチからおもてなしは始まっている。あかりがないと、夜は真っ暗で訪れた人は入りにくい。アプローチにあかりがあると、人を迎え入れる演出ができます。まずは、足元の明るさを確保。アプローチに沿ってあかりを配置し、段差を照らします。そして、手前より奥を明るくすることで、奥へ進みやすくなるという「サバンナ効果」を利用し、門まわりよりも玄関ドアのほうを明るくします。また、暗いところに一か所だけあかりがあると、そこに人の意識は向かうので、植栽や建材、魅せたい場所にあかりを灯します。それらを合わせることで、訪れた人をもてなせる、アプローチが生まれます。壁から近いと光がくっきり現れ、遠いとやわらかな光の印象に。エクステリアオンラインセミナーダイジェスト※本稿は「エクステリアオンラインセミナー」の内容を編集して構成しています。37
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株立ちの樹木は、幹の根元から離して角度をつけて照らすことで、奥行きが出る。季節で葉の色が変わるカエデなどは、しっかり葉を照らすなど樹種に合わせて照らし方を変える。エクステリアの主役は、もちろんエクステリアです。照明は脇役であり黒子。照明がいかに主張せずにその空間に溶け込み、エクステリアの魅力を高めるかが大切です。パナソニックのあかりはシンプル&コンパクトなデザイン。存在感を抑えながらエクステリアに寄り添い、必要な明るさを放ちます。「光の質」にもこだわり演色性の高い器具をはじめ、明るさ、配光なども豊富に取り揃えています。インテリアからエクステリアまで照明プランの作成・提案を行うILC(InteriorLightingCenter)に所属し、照明手法の開発や、あかりの魅力を伝えるべくセミナー講師として全国を駆け回る。iFデザイン賞2014受賞商品を担当した住宅用照明器具のデザイナーの経歴もある。ライティングプランナー阿部壮一郎パナソニック株式会社エレクトリックワークス社ライティング事業部 (2024年3月時点)感動を、演出する。ガーデンの価値、使い方をあかりで広げるただ明るくするというのでなく、そこをどんな風に魅せたいのか、そこでどんなことをしたいのかを考えるとあかりの使い方が決まってきます。お家で過ごす時間が増えたいま、庭の使い方が見直されています。あかりがあると庭での夜のシーンも変わります。室内からの眺めを意識して、見せたい植栽を照らす。そうすることで、庭に面した窓がピクチャーウインドウとして機能し、眺めて楽しめる庭が生まれます。人が集まる場所にあかりを配置しておけば、外で過ごしやすい季節に、ガーデンパーティなどもでき、特別感を演出することができます。あかりを取り入れることで、庭がまるで「もうひとつのお部屋」になり、お家での過ごし方も広がります。(上)CompactGardenLightスポットライト→P.61(左)HomeArchiエクステリアスタンド→P.76コンパクト&シンプルがベスト。多彩な器具バリエーション。38

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