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ランプカタログ(蛍光灯・電球・ハロゲン電球・高輝度放電灯) 2024 83-84(84-85)

概要

  1. あかりの百科事典
  2. 各種ランプの技術解説
  1. 83
  2. 84

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83 蛍光灯は、器具や安定器の種類によって、適合ランプが制限される場合があります。正しい組み合わせをご確認のうえご使用ください。ランプの種類器具の種類銅 鉄 式インバータ式非常用照明器具、誘導灯器具スタータ形蛍光灯(FL、FCL)ラピッドスタート形蛍光灯(FLR)※1M­X内面導電被膜方式M­X・36内面導電被膜方式節電タイプM外面ストライプ方式※2Hf蛍光灯(FHF)スタータ式器具ラピッド式器具ラピッド式防水器具ラピッド式耐蝕型器具調光用器具FL用(家庭用)器具FLR用器具(施設・オフィス用)Hf用器具(調光用含む)調光用器具(Hf用除く)※非常用照明器具、誘導灯器具への適合ランプは(一社)日本照明工業会規格で規定されています。△は安定器やインバータの種類、ワットによって適合ランプが異なるので、取扱説明書などでご確認ください。※1他社品番と方式が一致しない場合がありますのでご注意ください。※2他社製品番Mは内面導電被膜方式で異なりますのでご注意ください。始動不良、短寿命⃝×××⃝××△即時点灯しないチラツキ△⃝⃝××⃝×△過電流、短寿命チラツキ×⃝⃝××⃝×△即時点灯しないストライプ断線、始動不良△⃝×⃝×△×△始動不良、低温チラツキ始動不良、短寿命インバータ短寿命××××××⃝×蛍光灯の技術解説 蛍光灯を点灯させるには、エミッタ(電子放出物質)が充てんされた電極に予熱電流を流し、電子を放出しやすい状態にするとともに、電極間に高電圧を印加することが必要です。その方式の違いによって、「スタータ式点灯回路」「ラピッドスタート式点灯回路」「インバータ式(電子式)点灯回路」の3つに大別されます。「スタータ式点灯回路」と「ラピッドスタート式点灯回路」では使用する安定器(器具)・ランプともに異なります。スタータ式点灯回路●始動する時、電極を予熱し、高圧パルスを発生するスタータ(始動装置)を用いるものです。●スタータ(始動装置)としては、一般的に「点灯管(グロースタータ)」が多く使われていますが、それにかわる「電子点灯管」や電子点灯回路を内蔵した器具もあります。●点灯管(グロースタータ)は、バイメタルの機械的な動きを利用しているため、ランプ点灯までに2〜3秒必要ですが、電子点灯管や電子回路内蔵の器具は、即時(0.6〜1.2秒)で点灯します。●電子点灯管は、点灯管(グロースタータ)と同じ寸法と口金を採用していますので、そのまま交換することができます。(一部使用できない器具がありますので適合放電管をご確認ください。)ラピッドスタート式点灯回路●点灯管(グロースタータ)を用いたスタータ形が点灯に少し時間がかかる点を、安定器とランプの組み合わせによって改善したものです。電源スイッチを入れた後、約1秒で点灯します。●安定器に付加された電極予熱回路と昇圧回路が、電極の予熱と点灯に必要な高電圧を発生し、近接導体の始動補助により点灯します。このため点灯管などのスタータ(始動装置)は不要ですが、始動補助のための近接導体が必要です。近接導体は器具が代用する場合と、ランプ自身に設けてある場合とがあります。●ランプの始動補助装置には、「内面導電被膜方式」(M−X)、「外面ストライプ方式」(M)、「外面シリコン方式」(A)があります。※次頁「ラピッドスタート形蛍光灯の始動補助装置の特長と構造」をご参照ください。インバータ式(電子式)点灯回路●商用の交流電源を整流平滑し、高周波に変換して蛍光灯を点灯させるものです。●点灯周波数は、家電用リモコン周波数帯33〜40kHzを除いた20〜70kHzに設定されています。●電子回路の働きにより、電極の予熱時間が少なく、即時点灯ができます。●高周波点灯により、省電力・高効率・50Hz/60Hz両用・低騒音・ランプのチラツキが感じられないなどの特長をもっています。●点灯管などのスタータ(始動装置)や重くて大きな安定器が不要なので、器具が軽くて小型になります。点灯管電子点灯回路雑音防止用コンデンサ雑音防止用コンデンサ電子スタータ電源点灯管蛍光灯安定器安定器蛍光灯制御回路半導体スイッチ電源点灯管電子点灯回路雑音防止用コンデンサ雑音防止用コンデンサ電子スタータ電源点灯管蛍光灯安定器安定器蛍光灯制御回路半導体スイッチ電源雑音防止用コンデンサ電極予熱巻線電源蛍光灯安定器蛍光灯電子回路電源インバータ方式45∼50kHzチラツキを感じさせません。一般方式50Hz、60Hz1秒間に100∼120回点滅し光出力この差が少ないためチラツキを感じさせない蛍光灯電子回路電源インバータ方式45∼50kHzチラツキを感じさせません。一般方式50Hz、60Hz1秒間に100∼120回点滅しチラツキが気になることも。光出力この差が少ないためチラツキを感じさせない蛍光灯と器具の適合性(当社40形の場合)蛍光灯の点灯方式蛍光灯電球ハロゲン電球あかりの百科事典生産終了商品の代替推奨商品一覧品番索引
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84スリムパルック蛍光灯周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050ラピッド蛍光灯周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050FLR40S…/M-X・36FLR40S…/M-XHf蛍光灯(32形)周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050全光束ランプ電力ツインパルックプレミア蛍光灯(40形)周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012014060-10010203040506070全光束ランプ電力丸形蛍光灯(スタータ形)周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050全光束ランプ電力点灯方向:水平点灯(口金横)ツイン蛍光灯(Hfツイン1)周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050FHP32…FHP45…点灯方向:水平点灯(口金横)ツイン蛍光灯(ツイン1)周囲温度(℃)変化率︵%︶40208010012060-1001020304050FPL36…FPL55…[スタータ形蛍光灯に使用する点灯管の種類と働き][ラピッドスタート形蛍光灯の始動補助装置の特長と構造]500mA/div500V/div0.5sec500mA/div500V/div0.5sec電子点灯管点灯管(グロースタータ)●始動時の電圧・電流波形●始動時の電圧・電流波形点灯管の働き蛍光灯の寿命1回の予熱とパルス発生で点灯するので、点灯管(グロースタータ)と比べ、蛍光灯の電極に充てんされたエミッタの飛散は少なくてすみます。そのぶん蛍光灯の不点までの寿命が長くなります。予熱とパルス発生を繰り返してから点灯するので、蛍光灯の電極に充てんされたエミッタ(電子放出物質)が飛散し、全てエミッタが飛散すると蛍光灯の不点寿命となります。点灯管の作動(点滅)や点灯により、蛍光灯の電極に充てんされたエミッタ(電子放出物質)が全てなくなると、蛍光灯は不点となります。また、蛍光灯は点灯時間の経過とともに、発光管内の黒化や蛍光物質の劣化などによって次第に光束(明るさ)が減少します。一般的に、全光束が初光束の70%になったときが、蛍光灯の寿命とされています。構造電極予熱(予熱電流)点灯(ランプ電圧/ランプ電流)電子回路で構成され、蛍光灯の電極を予熱する回路と、安定器から常に一定電圧の高圧パルスをタイミングよく発生させるタイマー回路を内蔵しています。固定電極と可動電極(バイメタル)を内蔵しています。グロー放電(電源電圧)電極予熱(予熱電流)点灯(ランプ電圧/ランプ電流)始動補助方式使用できない器具内面導電被膜方式( /M−X)( /M−X・36)外面ストライプ方式( /M)外面シリコン方式( /A)用途特長と構造高抵抗(口金に内蔵)外面ストライプ(ガラス管の外面に塗布)内面導電被膜(ガラス管内面に塗布)外面シリコン被膜(ガラス管外面に塗布)近接導体ガラス管内面全体に、透明の導電性被膜を施したランプ。ランプ自体に始動補助装置を内蔵しているので、器具には始動補助装置は不要。※他社品番は( /M)、( /M36)などとなっています。一般用(ラピッドスタート形ランプの標準タイプ)インバータ式器具ラピッド式の(連続)調光用器具防水型、耐蝕型、防爆型の器具(連続)調光用高出力用ガラス管外面に導電性ストライプを施し、電極の一方と高抵抗で接続したランプ。器具には始動補助装置は不要。※他社品番の( /M)とは方式が異なります。ガラス管外面に撥水処理(シリコン塗布)を施したランプ。器具の接地または近接導体が必要。周囲温度による明るさの変化●一般に蛍光灯は、周囲の温度によって明るさなどが変化します。これはガラス管内の水銀蒸気圧が、周囲温度の変化によって変わることから起きるものです。 ①水銀蒸気圧が変化すると、紫外放射の発生効率が変わって光 束が変化します。 ②封入ガスの圧力と水銀蒸気との圧力比が変わって、始動特性 が変化します。●このため、蛍光灯は極端な低温または高温環境での使用には不向きといえます。[周囲温度と全光束の関係]蛍光灯の技術解説蛍光灯の諸特性蛍光灯電球ハロゲン電球あかりの百科事典生産終了商品の代替推奨商品一覧品番索引

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