ここから本文です。

ランプカタログ(蛍光灯・電球・ハロゲン電球・高輝度放電灯) 2024 99-100(100-101)

概要

  1. あかりの百科事典
  2. 各種ランプの技術解説
  3. あかりの百科事典
  4. ランプの用語集
  1. 99
  2. 100

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
99ランプ効率(lm/W)●高輝度放電灯は、効率が高く明るい光源として知られています。●なかでも効率が一番高いのは高圧ナトリウム灯で、次いでメタルハライドランプ、水銀灯の順になります。周囲温度特性●高輝度放電灯は蛍光灯に比べて発光管の温度が高いため、周囲温度の変化による明るさの影響はほとんどありません。●しかし、水銀灯・メタルハライドランプは温度が低くなるとやや点灯しにくくなります。調光●高圧ナトリウム灯は、調光用安定器を使って約50%の明るさで調光点灯できます。●メタルハライドランプの場合、光色が大幅に変化するなどの問題があるため調光することはできません。定格寿命●定格寿命は品種により異なりますが、メタルハライドランプは6000〜24000時間、高圧ナトリウム灯は9000〜24000時間、水銀灯は6000〜12000時間となっています。光束維持率●点灯中の光束維持率は、一般的には高圧ナトリウム灯が最も高く、続いて水銀灯、メタルハライドランプの順になっています。近年では、セラミック発光管を採用したメタルハライドランプで維持率の非常に高いものもあります。始動・再始動時間●電源スイッチを入れてから明るさが安定するまで、約3~15分ほどかかります。●また、消灯後すぐに電源スイッチを入れてから再び点灯するまでに、約1~18分程度必要です。点灯方向特性●メタルハライドランプには、点灯方向が任意のものと点灯方向を指定してあるものがあります。また、点灯角度により光束や光色が変化する場合があります。●高圧ナトリウム灯と水銀灯は、点灯方向は任意です。残存率(寿命)●高輝度放電灯の寿命は、カタログなどに表示されている『定格寿命』の時間に全てのランプが点灯しなくなるのではなく、電源電圧や点滅の頻度、製造バラツキなどによって個体差があるのが普通です。そのため、5.5時間点灯0.5時間消灯の連続繰り返し試験での残存率(試験中のある時刻に残存しているランプ数の試験ランプ総数に対する割合)で表わし、約半数のランプが点灯しなくなった時間を定格寿命としています。点灯時間と残存率の関係を残存率曲線で表わします。高輝度放電灯の技術解説[残存率曲線][光束維持率]セラメタプレミアSPD10020004000600080001000012000140001600018000点灯時間(h)光束維持率︵%︶100120806040200ハイゴールド     (NH360FLS/N)効率本位形光束維持率︵%︶点灯時間(h)1001208060402001004000120001600020000240008000点灯時間(h)光束維持率︵%︶10012080604020010020004000800010000120006000マルチハロゲン灯    Lタイプ(MF400L/BUSC/N)SC形残存率︵%︶点灯時間(%)(定格寿命)100806040200セラメタ20406080100SC形残存率︵%︶点灯時間(%)(定格寿命)マルチハロゲン灯   Lタイプ10080604020020406080100SC形残存率︵%︶点灯時間(%)(定格寿命)マルチハロゲン灯   Sタイプ10080604020020406080100残存率︵%︶点灯時間(%)(定格寿命)高圧ナトリウム灯/水銀灯10080604020020406080100一般型低始動電流型定入力型●最もよく使用されている安定器です。回路構成が簡単なため小形に設計され、価格的にも有利です。●電源電圧変動の少ないところにおすすめします。〈一般型高力率〉 力率を85%以上にした安定器です。入力電流も少なく、開閉器・配電線の電流容量を小さくできる特長があります。●一般型安定器では安定時の約1.6倍〜1.8倍流れる始動時入力電流を、1.45倍以下にしたものです。●水銀灯の場合、無負荷時の入力電流は安定時の1.3倍になります。●その他の特性は、一般型高力率と同じです。●始動時の入力電流を安定時の電流以下にするとともに、無負荷時の入力電流も安定時以下にしたものです。●その他の特性は、一般型高力率と同じです。※高輝度放電灯用安定器は2018年3月末日で生産を終了しました。高輝度放電灯は他の放電灯と同様、ランプのみで点灯することはできません。ランプ電流を最適な値に制限し、安定した点灯をさせるために、必ず適合した安定器が必要です(フィラメントを内蔵したバラストレス水銀灯には安定器は不要です)。安定器にはランプの種類、ランプ電力、電源電圧、周波数などに対応した種類がありますので、それぞれの使用目的に合わせてお選びください。高輝度放電灯用安定器*2024年3月末日パナソニックは高輝度放電灯の生産を終了しました。蛍光灯電球ハロゲン電球あかりの百科事典生産終了商品の代替推奨商品一覧品番索引
右ページから抽出された内容
100光束単位:lm(ルーメン)光の量(1秒間に放射される光の総和)。ランプから放射される光の量を表わすときに使用される。初特性の全光束はLED電球・電球・ハロゲン電球では0時間、蛍光灯・電球形蛍光灯・高輝度放電灯の場合は100時間点灯後の光束が表示される。光度単位:cd(カンデラ)光の強さ(ある方向の単位立体角内に放射される光の量)。中心光度・最大光度というように用いられる。照度単位:lx(ルクス)光を受ける面の明るさ。照明設計の基本となるもので、場所ごと・作業内容ごとに、照度基準としてJIS規格が制定されている。輝度単位:cd/㎡(カンデラ毎平方メートル)ある方向から見た、ものの輝きの強さ(単位正射影面積より、ある方向に向かう光の強さ)。照度が単位面積あたりにどれだけの光が到達しているのかを表わすのに対し、輝度はその結果ある方向から見たときどれだけ明るく見えるかを表わす。波長単位:nm(ナノメートル)電磁波の波長の長さ。nmは1mの10億分の1(10-9m)の長さを表わす。分光分布光源から放射している光を波長毎に分割・測定し、各波長の光がどの程度の量含まれているかを表わしたのが分光分布。蛍光灯の場合は、水銀の輝線と呼ばれる特定の波長の光と、蛍光体から放射されている連続した光の合計がランプから放射されている光となる。メタルハライドランプや高圧ナトリウム灯などの高輝度放電灯は発光管に封入されている各種金属原子の輝線と連続発光の合計がランプから放射されている光となる。明るさ光の量によって生ずる光源または物体表面の視感覚の属性。輝度に対応する心理的概念。配光曲線光源から出ている光が、どの方向にどれだけの強さで出ているかを表わしたもの。ビーム角(ビームの開き)単位:度集光の程度を表わすのに用いる定義で、中心光度(あるいは最大光度)の1/2の光度(ハロゲン電球のシールドビーム形・PAR形は1/10の光度)になる左右2点と光中心を結ぶ角度のこと。ビーム光束単位:lm(ルーメン)ビーム角内の光束を表わす。中心光度・最大光度単位:cd(カンデラ)リフレクタ(反射形)電球などの投光照明用ランプで、光軸方向の光度を中心光度、配光曲線上で最も大きな光度を最大光度で表わす。定格消費電力・定格ランプ電力単位:W(ワット)ランプに表示されたり、カタログなどで公表されているランプの消費電力。ランプ効率単位:lm/W(ルーメン毎ワット)ランプの全光束を、その消費電力(ランプ電力)で割った数値。すなわち1ワットの電力で、どれだけの光束(ルーメン)を発生させることができるかを示す。光源の寿命単位:h(時間)規定の試験条件で試験したときに、ランプが点灯しなくなるまでの合計点灯時間(点灯寿命、電極寿命といわれている)。または、ランプの光束が規定の最低値になるまで(光束の減退がJIS規格に定められている品種の場合)の合計点灯時間のうちの、いずれか短い時間。定格寿命単位:h(時間)(一社)日本照明工業会規格規定の試験条件で試験したときの多数のランプの寿命の平均値で、カタログなどで公表されている寿命。LED電球の定格寿命残存率(初期の全光束の70%を維持しているランプ数の割合)が50%となる時間。全光束の70%を維持できないランプには点灯回路故障などによる不点灯も含まれる。(定格寿命は設計値であり、保証値ではありません。)光源光束光度輝度照度眼対象物ビーム角中心光度(最大光度)90°0°90°50100光度[%]光度方向光に関する用語配光特性に関する用語光源に関する用語ランプの用語集蛍光灯電球ハロゲン電球あかりの百科事典生産終了商品の代替推奨商品一覧品番索引

このページのトップへ

VAソリューションカタログ
WEBカタログをiPad・iPhoneで見る方法
WEBカタログをAndroidで見る方法