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Number 3月28日号抜き刷り 3(4)

概要

  1. 照明の眩しさを抑制する新アウルビーム
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アウルビームERには、①光漏れに拘り漏れ光を抑制、②グレア(眩しさ)に配慮して視環境が向上した防眩仕様、③HID投光器と同台数の置換えを実現、という特徴が存在。①新たな構造を採用することで器具側面・下面からの漏れ光を低減。光漏れに拘りフィールド外への漏れ光を抑制することを実現する。②光軸上方8度以上のグレアを低減。グレアに拘ることで、競技者のプレーのしやすさの向上につながる。③従来商品では器具光束が低く一般HID投光器からの1:1交換ができず、同等照度を確保するためには台数増になる課題があった。新商品はパテント出願済の光学技術で光の取り出し効率を更にUP、一般HID器具と同台数での置換えを可能にする。詳細はHPにて→2024年4月、アウルビームER発売開始光害対策のアウルビームに、新たに防眩仕様を追加しリニューアル。フィールド外への漏れ光を抑制し、眩しさを抑えたことで、より快適な照明環境を出。マルチハロゲン灯Sタイプ1500形相当品番:NYS30627LF2マルチハロゲン灯Sタイプ1000形相当品番:NYS30427LF2大幅な光漏れ抑制を実現し、周辺環境への配慮が可能LED投光器アウルビームERHID投光器※写真は中規模野球場のイメージですグレアを抑え、より快適な照明環境を出LED投光器アウルビームERHID投光器が変わったことをすっかり忘れていました。石井 ありがとうございます。照明が変わったと感じさせない環境を目指していたので、最高の褒め言葉です。照明の眩しさを抑制する新アウルビーム。︱︱選手にとっては、照明が変わるとプレーにどんな影響があるのでしょうか。鳥谷 今までとボールの見え方が変わるので、影響はすごく大きいです。照明の位置が変わったことでポジションによってはボールが見えなくなることもあります。サードに高く上がったフライは捕りづらくなったからショートの自分が行かなければいけないとか、球場の照明に合わせて選手間で話し合うこともあります。バッティングで言うと、ボールとの距離感をつかみやすくなるので明るい方が打ちやすい。でも、光が強過ぎると今度はボールに光が反射して見づらくなってしまうことがあります。ただ光の感じ方は人それぞれなので、人工芝からの反射があって見えづらいからとナイターなのにサングラスしている選手もいます。眩しさを抑えるのは難しいですよね。石井 明るさや色温度は測定できますが、眩しさは人の感覚的な要素が大きく測定できませんでした。ようやく今、パナソニックの方でも研究が進んで、定量的に評価できる指標を作り、徹底的に眩しさを抑えることにこだわった照明器具を開発しました。それが﹁アウルビームER﹂になります。鳥谷 眩しさを抑えるというのは?石井 一般的なグラウンドで使われているHIDランプ︵高輝度放電灯︶は、光が様々な方向に広がるためハレーションという光の帯ができます。そのためフライを捕ろうとすると照明が目に入りやすいんです。﹁アウルビームER﹂は特定の方向に限定してった学校もあると思うんです。練習環境が改善され省エネにもなれば、子どもたちにとっても良いですね。石井 特に学校は住宅地に隣接していることが多いので光漏れには頭を悩ませていたと思うんです。ぜひ﹁アウルビームER﹂で、誰もが快適にスポーツを楽しむことができる空間を実現してほしいです。︱︱パナソニックのLED照明はエスコン光を照らすことができるので光が広がらない。クロスエイミング照明設計と掛け合わせることで眩しさを抑制できるため、フライのボールも見やすくなります。それともう一つ、光漏れによる眩しさも抑えています。照明を点灯すると周辺の民家の方から家に光が入って眠れないとクレームが来たり、田んぼに光が当たって稲の生育の妨げになったりという〝光害〟が問題となっていました。必要なところにだけ必要な光を届けることでプレーヤーだけではなく、周辺環境への配慮も実現しました。鳥谷 LEDに変えるということは当然、省エネにもなりますよね。石井 HIDランプを使っているグラウンドだと、7割近く消費電力を削減できます。鳥谷 7割! それはすごい。これまで近隣の方のことを考えて夜間練習ができなかいろんなお客さまにパナソニックのファンになっていただけるよう、スポーツ界を明るく照らして、賑わせていきたいです。鳥谷 スポーツ照明にこんなプロフェッショナルがいるなんて知りませんでした。今までスタジアムの照明を気にしたことがなかったですが考え方が変わりました。阪神ファンにも、照明にこれだけ拘っていることをもっと知ってもらいたいです。  ■フィールド北海道や国立競技場、パナソニックスタジアム吹田など、多くの競技場でも活用されています。今後お二人はどのようにスポーツ界に貢献されたいでしょうか。石井 国内だけでなく海外にも積極的に進出して、誰もが快適にスポーツを楽しめる照明環境を整えたいと思っています。岩崎 入社してから10年間ずっとスタジアムのスポーツ照明に携わってきました。これまでに培った経験や実績を生かして、KoshienStadiumshineswithPanasonicLED.SportsGraphicNumber1093号(2024年3月28日発売)に掲載LLCT1M806

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