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世界に先駆けた環境×安心・安全目標を掲げ、街全体で実現していくためのガイドラインを策定し、推進していくための仕組みの構築を行っている。街の構想は、藤沢市とパナソニックでまちづくり方針を共同で策定するところからスタートした。次に、協議会での街づくりフェーズに藤沢市とパナソニックおよびパートナー企業で「FSST街づくり協議会」を立ち上げ、コンセプトや全体目標、ガイドラインを協議した。現在はFSSTの住民による自治組織(FujisawaSSTコミッティ)とマネジメント会社による街の運営フェーズに入っている。そのような複数の関係者間での「街づくりイメージの共有」に、構想段階からVRが活用され、関係者間共通のプラットホームとして議論と合意形成のベースとなった。プランもさまざまに変更がなされたが、VRで変更点を確認しあい、次の課題へとステップアップする推進プロセスに貢献した。仕組みづくりとVRの活用。パナソニックは藤沢工場の跡地に新たな地域貢献として、スマートタウンを構想した。パナソニックが目指す街づくりとして、「自然の恵みを取り入れた“エコ&スマートなくらし”が持続する街」をテーマに、藤沢の地に「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」を実現させ、「サスティナブル・スマートライフ」を時間をかけて醸成・優化し、100年続く街を目指すためにさまざまな取り組みを行っている。企業の社会的責任としての地域貢献・地域活性化。エネルギーの源は太陽だけではない。「安心」「行動」「健康」そして「つながる」といったことも生きるエネルギーとなる。電気自動車のシェアリングサービス、見守りカメラ、センサー付街路灯など、最新の技術だけでなく、「くらし起点」の視点から新しいスマートタウンづくりを進めている。「生きるエネルギーがうまれる街。」をコンセプトに。スマートシティ・ゼロカーボン構想スマートシティの構想にVRを活用。複数の企業・行政からなるプロジェクトメンバー間でのイメージ共有に貢献。納入事例 Fujisawa サスティナブル・スマートタウン構想段階からVRを活用し、イメージを共有。検討を行った。現地の航空写真(2015年2月時点)
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建設現場での理解度向上にARを活用。2013年CEATEC展示会でのVR展示ゲーム用パッドを利用して自由に街の中を移動。人の目線から俯瞰までさまざまな視点で見ることができる。チェックポイントではスマートタウンの各種サービスを知ることができる情報タグをタップすることで詳細情報を表示地図に合わせて情報タグを表示GPSデータにより現在地を表示カメラ画像(既設の建物)カメラ画像に合わせて建物などのVRデータや情報タグを表示VRオブジェクト(建設予定の建物)※AR(AugmentedReality=拡張現実)とは、現実世界を補う「何か」を追加することで、目の前にある現実以上の情報を提示する技術のこと。このように、VRは一度作成したら終わりではなく、作成した3Dデータを応用することで、計画段階から施工後のプロモーション段階まで、幅広く展開させることができる。今後のプロジェクトの進捗に応じ、必要な機能があれば新たに開発して組み込んだり、また、その時々の技術動向に応じて最適なプラットフォームに載せ替えることも想定される。プロジェクト関係者のニーズにフレキシブルに対応することが可能である。「データ」を継続的に活用する。現場でARアプリの入ったタブレットをかざすと、内蔵カメラを通して竣工済みの建物と建設予定の建物が重ね合わせて表示される。そのため、いつ、どこに、どのような建物が建つのかが一目で理解しやすいようになっている。誰もが、現場で完成イメージを確認できることで理解度の向上をもたらす上に、アプリケーションを活用したプロモーションを行い話題を集めることで集客力の向上にも寄与する。さまざまな街づくりプロジェクトにおいて、このようなARの活用により、住民の参画意識を高めることもでき、住民が協力して「街をつくる」ことにもつながる。2014年4月、Fujisawaサスティナブル・スマートタウンは、第1期の住戸地区完成と共に街びらきを行なった。しかしながら、それは広大な敷地の中のほんの一部に過ぎず、今後数年にわたり各地区を順次整備し、すべての区画が完成するのは2018年を見込んでいる。 街びらきが行われるまでは、VRは計画進捗にあたっての関係者間のイメージ共有・合意形成に活用されてきた。その後、街が完成するまでの間、自治体やスマートシティ関係者、住宅購入検討者を対象とし、VRのさらなる活用のステージとしてカスタマイズを行い、現場で街の特徴を案内するガイド用のアプリとしてARアプリを活用するに至った。関係者間の合意形成から次のステージでの活用。ARアプリで現場の未来像を垣間見る。先行街区が完成し、街びらきを行った(2014年)
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