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環境計画支援 VR 15-16(16-17)

概要

  1. まちづくり
  1. 15
  2. 16

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行政・民間事業者が協働して進めるプロジェクトの課題解決のため、長期にわたりVRを活用。納入事例 博多駅再整備事業まちづくり昭和38年の開業以降、アジア・九州の玄関口として乗降客数が大幅に増加した「博多駅前地区」。駅前広場は手狭になり、特に歩行者空間の不足が大きな課題であった。平成23年3月の九州新幹線全線開業をターゲットに、福岡市・九州旅客鉄道株式会社は、協働して交通結節機能の強化や回遊性の向上、駅周辺の交通の円滑化などの取組みを進めてきた。この駅周辺の再整備では、行政・民間事業者間の協働、関係事業者との調整などさまざまな課題があったものの、一貫してVRがそれらの解決に貢献した。特に、行政・民間事業者がそれぞれに駅前広場・駅ビルを軸にスムーズな乗り換え動線の実現に向けて、駅周辺のひとつの都市データおよびVRを構築し、その上で議論を進めていった。データ更新は5ヵ年にわたり継続した。(2007∼2011年)その過程では、各分野の専門家や周辺事業者が多数集まるデザイン会議の中で、景観面や機能面での駅前広場のあり方などを議論し、意思決定する際にも活用。また舗装の割付や意匠性のあるLED照明の埋込み等、着工前の全体デザインの最終確認など、長期継続的にVRが貢献することとなった。平成23年3月に博多駅再整備事業が完了した後も、ここで活用された都市データは引き継がれた。「福岡地域戦略推進協議会(通称:FDC)」における福岡の新しい将来ビジョンの構築や、福岡市交通局による「高速鉄道3号線(七隈線)」の新駅設置およびそれに伴う乗り換え動線の検討など、福岡の都市計画・まちづくりの中で幅広く活用されている最中である。第1期(2007年∼)VRで検討した最終形のイメージ(2011年)第3期(∼2011年)第2期(∼2009年∼)発注者:福岡市・九州旅客鉄道株式会社※画像は検討中のイメージであり、現状と異なる場合があります。行政・民間事業者間のイメージ共有や会議での意思決定、着工前の最終確認など長期的にVRが貢献。新しい乗り換え動線検討のイメージ
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VRによる景観検討を行い、環境未来都市の玄関口をLEDで照明演出。納入事例 小倉駅小倉城口ペデストリアンデッキ計画まちづくり黒崎二丁目地区市街地再開発事業※ほか多数あり城野ゼロ・カーボン先進街区形成事業日本の四大工業地帯のひとつとして発展を遂げた北九州市は、1960年代には公害都市として名をはせることとなった。しかし、市民、企業、行政が一体となって取り組んだ結果、環境は急速に改善。2008年には、低炭素社会の実現に向け、高い目標を掲げ、先駆的な取り組みにチャレンジする「環境モデル都市」として認定された。また、2011年7月に経済協力開発機構(OECD)からパリ、シカゴ、ストックホルムとともに、アジア初となる「グリーン成長モデル都市」に選定され、12月には政府から、福岡県、福岡市とともに、「グリーンアジア国際戦略総合特区」に指定。さらに、北九州市は「環境」「超高齢化」「国際化」などの課題に取り組み、「誰もが暮らしたいまち」「誰もが活力あるまち」の実現をめざす「環境未来都市」にも選定されている。低炭素型街づくり推進では、さまざまな事業が行われ、そのひとつとして計画されたのが、市民からの要望も多かった、小倉駅小倉城口ペデストリアンデッキのルーフ設置。これまであったデッキに太陽光発電ルーフを設置するもので、消費電力量の削減を図り、ルーフには照度確保のためのLEDダウンライトと照明演出が可能なLEDスポットライトを設置。照明演出は季節によって光色を変えるとともに、イルミネーション期間中には紫と青のグラデーションで、華やかさを加えるように計画された。ルーフへの照明器具の配置や光色の検討にあたっては、VRを使って周辺環境との調和、ルーフ高さ、形状の検討およびライトアップ時の視認性や演出時の環境などが確認され、プロジェクト関係者間での協議の際に有効に活用された。2013年に市政50周年を迎えた北九州市は、多彩なプロジェクトを推進することで、これからの50年を見据えた環境都市のあり方を提示しようとしている。政府の新成長戦略に位置づけられた日本型スマートグリッド構築。経済産業省は、国の成長戦略の重点施策である「スマートグリッド(次世代送電網)の構築」を図るため、北九州市、横浜市、豊田市、京都府けいはんな学研都市において「次世代エネルギー・社会システム実証事業」を実施。北九州市では、「北九州市スマートコミュニティ創造事業」として事業を実施しており、スマートグリッドを活用して次世代のエネルギーシステムを構築し、ライフスタイルの変革などを通して持続可能な快適社会の実現を目指している。八幡東区東田地区で実証を行い、その成果を2016年に街びらきを予定している城野ゼロ・カーボン先進街区の街づくりに活かす計画。また、これ以外の地区でも、旦過地区再整備、折尾駅前再開発などが進行中で、これらのプロジェクトにおいても、VRを用いた街づくりにおけるさまざまな課題解決とプロジェクト関係者間での合意形成が進められている。北九州市小倉南区小倉北区門司区若松区八幡西区八幡東区戸畑区北九州スマートコミュニティ創造事業城野ゼロ・カーボン先進街区形成事業旦過地区再整備黒崎二丁目地区市街地再開発事業折尾駅前再開発VR活用事業計画図LED演出照明「紫色」のVRイメージイルミネーション期間中のLED演出照明(実際の写真)LED演出照明「昼」のVRイメージ小倉駅小倉城口ペデストリアンデッキのVRイメージLED演出照明「昼白色」のVRイメージ北九州市各地の街づくりの課題解決・合意形成に活用されているVR。発注者:北九州市

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